7月3日の告示、参院選が始まる前に選対事務所で言われたのは「真夏の選挙、特に全国区は残酷、死なないように」でした。

知名度のあるスポーツ選手やテレビによく出るタレント、芸能人、世襲の候補者にとっての選挙は別です。

一市民平和運動家の肩書で出馬した私にとって今回の参院選挙は生まれて初めての経験。

小学校時代から学級委員に立候補したこともありません。

そんな私の初めての選挙運動、選挙の最中は選対が組んだ予定をこなすだけで精一杯の毎日。

7月3日から13日迄連日、宮城県を除く東北・北陸信越の全県庁所在地、主要駅、主要商業施設を回って街頭宣伝を続けました。

人通りの少ない地域で知名度のない候補者が駅前や大型商業施設の駐車場に向かってマイクで

「米軍撤退、非武装中立、核発(原発)廃炉、食料自給100%」と必死に訴えても通行人は無きに等しく、たまにいても通り過ぎ手応えはありません。

7月14日以降、人通りの多い都内主要駅頭、千葉県の千葉、市川など主要駅頭でも同様でした。

公示前の運動期間中の集会も含め20人以上の聴衆を前に政策を語れたのは数えるばかりです。

集会では社民党(新社会党)主催で北海道釧路市、和寒町、名寄市、鹿児島県霧島市、長崎市、福岡市、富山県高岡市、石川県小松市、長野市、街頭演説会では福島県会津坂下町、秋田駅前、米沢市役所前、くらいのものでした。

知名度のある候補者、動員力のある新興政党の選挙カーの周りに数百人の聴衆が集まって候補者の演説を熱心に聞く光景をユーチューブで見るのはつらかった。

私は「自衛隊も米軍も、日本にはいらない」などの著者というだけで知名度もなく著名人の応援が全くない半ば孤立無援状態選挙でした。

私の特異なキャリアをマスコミが取り上げることもなく、演説でキャリアに触れると、偉そうに聞こえるから(そんなつもりはありませんが)言うべきでないという組合出身者もいて。

各地の社民党県連のご努力、少ないながら勝手連の皆さんの献身的なチラシ配りやコスタリカの会員、9条の家などの応援演説に支えられて約2か月間ほぼ休むことなく活動しました。

私は日本中には真の平和、非武装中立の考えに共感し、原発はすべて廃炉にすべきと考える市民が半数はいる筈、と想像し全国区から立候補しました。

いくら政策が正しくても政策を聞いてくれる聴衆の数がこれでは全国区は戦えないことを実体験した選挙でした。

2025年8月10日 記

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