拙著で詳しく書いていますが、不埒な外国から攻められたらどうする?と言う改憲派、軍事力絶対必要派の質問に護憲派の人たちはなかなかきちんと答えられないと言います。

かなり護憲運動をしている市民でも護憲政党の人でも似たような状態だということが先の選挙に出馬して社民党員の反応からも実感しました。

今日はこの問いへの答えについて簡単に書きます

回答例

1)仮定の問題には答えられません

(これでは自民党の大臣答弁と同じだからやめておきましょう)

2)攻められることは絶対にありません

(これも福島核発電所の爆発事故を経験した私たちの言うことではなさそうです)

ベストアンサーは

3)いつ攻められるかと心配だ、いや全く心配していない、は恐怖を感じるか、感じないかの感情問題であり理論で説明するような問題ではありません。

高所恐怖症、狭所恐怖症など各種の恐怖を感じる病的症状を持つ怖がりの人々は世界中にいてそれぞれの症状を表現する専門用語がどの国にもあります。

高いところが怖い人にいくら安全だから心配するな、と言っても「わかりました。それなら安心です」とはなりません。

どれほど中国、ロシア、北朝鮮が核武装など軍事力を強化しているとしても日本を攻撃する意図が無い限り(まして世界の大規模災害に即応で人命救助に向かう非武装中立の日本であれば)日本が攻められる心配は全くありません、と答えましょう。

どうしても理論的に説明したいけどできないという人がいたら

「理論的な説明などいりませんよ、もしそういわれたら逆に、これ以上はないほど核兵器などで重武装をして軍備を強固に備えたら絶対にどこからも攻められないという保証はありますか?理論的に説明してください」と問い返せばよいのです、と教えてあげてください。

世界の歴史は武装すればするほど外国から攻められた史実に溢れています。

世界最強の軍事国家アメリカでさえ(ニューヨーク・マンハッタンの高層ビルが)攻められたではありませんか!

2025年9月22日 記

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