ー磯山秀夫さんからのコメントの引用ー
花岡先生の非武装中立論は誠に理想的な平和主義思想です。だから理屈はその通りですが実際の人類史上の弱肉強食戦争史とは相反することです。つまり人類は悪魔に牛耳られているから今も現に軍産複合体戦争ビジネスか横行しています。また日本の憲法が非武装中立だから戦争にならないんじゃなくて日本が80年戦争にならないのはアメリカの核の傘の中にいるからなんです。だから戦争のない平和な日本を今後ともどうやって達成するかの方法論がいつも議論の対象でありその方法に違いがありますがその違いはあるいは溝は埋めるのは難しいけどそれだからと言って思想や思考の違う相手を非難してはいけないしむしろ尊重しましょう。いずれにせよこの方法論こそがまさに政治なんですから常に国民の選挙を通してこれからの日本の行き末を決めることになります。
ありがとうございます。
―引用終わりー
私は終始一貫、非暴力による平和な世界の実現を掲げて先の参議院選挙にも出馬しました。
現実世界で戦争は絶えないし、自公政府も戦争に備えて軍備を拡大する一方だし、多くの国民も反戦・平和と言いながら軍備の拡大を黙認しています。
私は先日杉並の9条の家で市民改憲論者、日本会議、元陸上自衛隊員の方と懇談する機会を持ちました。
冒頭、私の3冊の本を読まれましたか?と聞きましたが誰も読んでいませんでした。
今日紹介するコメントはリモート参加された磯山さんご夫妻、5年前まで非武装中立の信奉者だったと自己紹介された方です。
私は参院選挙の敗北後もピースアゴラで非戦非武装を訴えています。
残念ながら非武装中立の具体的実現方法を書いた私の本3冊は殆ど世に知られておらず私の期待に反して未だ数万冊(全有権者の0.03%)しか売れていません。
未だ拙著を読んでいない方、私の講演会に参加できない方は是非一読を。
読んだ方の99%から大きな活字と広い行間、読みやすい表現でまるで講演を聞いているような気がしたと感想をいただいています。
「攻められたらどうする?」など99%あり得ない事態についての問いに、まともに言い返せない市民へのわかり易い手引き書として類書の無い自信作です。
私は非武装中立論の出版に当たって、磯山さんのように「理想論に過ぎない」と言う多くの人がいることを予想し執筆前に3度、軍隊を捨てた国コスタリカを訪問して実地調査しています。
コスタリカは非武装積極的中立を現実の政治外交で実践している人口600万人の立派な中米民主主義国家です。
本書は著者自身による調査を踏まえて書いたものであり机上の理想論ではありません。
コスタリカを視察した人はたくさんいますが国会議長、最高裁判所長官など政・官・学会の要人たちや国境で働く現場の警備警察官と直接会って話しを聞き4輪駆動車で国境をほぼ1周した日本人は他にいないのではないかと思います。
だから磯山さんにも私の著作を読んでから改めてコメントして欲しいと思います。
私は最近現役自衛官からの質問を受け取りました。
彼の質問は拙著を読んだうえでの質問とわかりますので後日ピースアゴラ上で回答したいと思います。

ちなみに澤地久枝さんは若かりし頃素敵なミニスカート姿で五味川純平とともに秘書として、我が敬愛する元陸軍中将遠藤三郎伝執筆のため遠藤家を再三訪れたそうです。
国会前のデモは大変結構ですが9条を護るとか、軍拡反対を唱えるだけや平和鶴を織っているだけ(極右参政党代表の言い草)では平和になりません。
本当に反戦平和を願うなら軍備全廃を堂々と目標に掲げるべきです。
日本の80年の平和がアメリカの核の傘のおかげとは全く思いません。
2025年9月20日 記
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磯山さんが日本は核の傘のもとにいるからどこからも侵略されないでいられた、と考えておられるようですが、それではこれからも
世界中の国が自国の安全のためには核を持つか核保有国の傘に守られないといけないということになりませんか?
これでは核軍縮論や核拡散条約などの否定,すなわち核軍備拡大論になってしまいますね。