本日から5回にわたって憲法記念日特集として昨年11月に掲載したホームページを再掲載いたします。
このホームページの常連のかたは既にお読みと思います。
5月3日に徳島市で記念講演で冒頭で触れた事柄ですが未だこの事実を御存知ない方が殆どと思いますので。
GHQ草案に基づいて作られた日本国憲法案はその後国会で審議され衆議院、貴族院、枢密院で修正された後、賛成多数で可決成立した、との歴史的事実はよく知られています。
戦勝国アメリカのGHQの若手法律家がたった1週間の急ぎ足で原案を作ったというのも事実。
この事実を基に日本国憲法は押し付け憲法であり条文の日本語表現もおかしい、と酷評した元都知事もいました。
しかし改正当時の記録をよく読むとGHQ草案は日本人によって大きく修正された事実が明らかですがその全容は知られていません。
当事首相だった幣原喜重郎は政府案を作るにあたって何より天皇制を維持したいとマッカーサーに伝えています。
マッカーサーも日本を天皇制を利用して間接統治する方が安上がりなことを無血で厚木基地に降り立つことができた自らの体験からも同感していました。
アメリカGHQが単独で日本国憲法をつくることに反対の連合国は1945年12月に米英ソなど連合国11か国で構成された極東委員会を作りGHQを牽制しました。
GHQが大急ぎで日本政府案をまとめさせたのは極東委員の一部が強行な天皇戦犯説を主張しており彼らの機先を制して天皇制を残す憲法を成立させる必要があったからです。
日本は国会審議の過程でGHQ案に無かった参議院創設による2院制を導入しました。
GHQが日本に強く押し付けた条文は第1条の国民主権、24条の男女平等、など私たちが今日評価し感謝している条文のみです。
私は先日、資料整理の中で憲法制定時の経緯を明らかにした2007年5月放映のNHKスペシャル「日本国憲法の誕生」を見直し今更ながら新憲法が日本人の手で相当修正されている事実を再認識しました。
憲法公布79年目に際して、改めて多くの護憲派の皆さんに新憲法が一方的にGHQから押し付けられたものではない真実を知って欲しいとの
一念から書きます。
―続くー
2025年11月1日 記
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私は、現憲法が押しつけか、どうかにこだわりません。良いものは良い、悪いものは悪いので、私は現憲法は良いとかんがえます。
日本は、万葉集の時代から、大和言葉はあったが、大和文字はなく、中国の漢字を受け入れた。
律令制にしても、唐の律令を手本に、日本流に改良したものである。
このように、文字文化・政治制度・仏教文化・都市制度なども、異文化を取り入れている。
日本は、異文化を排除したり対立することなく、受入れ改良する才覚をもっている。
これは近代になっても、明治維新は尊皇攘夷から尊皇開国へと、西洋文明を受容し改良して、文明開化の道を切り開いた。
例を挙げればきりがないが、日本の文化は「受容と創造」の伝統が生き続けているのである。