昨日、長年お会いしたかった元NHK経営委員の国立音大名誉教授小林緑さんと初めてお会いした。

私一人では心細かったので40年間ドイツに滞在され小林さんと東京芸大時代の学友の藤田史郎さん(コスタリカに学ぶ会の仲間)に同席していただいた。

小林さんは音楽家だが平和運動家としても幅広いご活躍をされている。

昨日は女性作曲家クララ・ヴィーク=シューマンなど女性であるが故に歴史に埋もれた素晴らしい女性音楽家のお話を実例を挙げながら聞かせていただいた。

小林さんは夫婦別姓が未だに実現しない日本政治の周回遅れの状況に大変憤慨されている。

拙著「新版自衛隊も米軍も、日本にはいらない」4刷りで私も平和を作り出す女性(人口の半分以上は女性)の力に期待をしていると書いた。

「最近の政治状況が戦前の満州事変の前夜そっくり」と言う巷の言に私は同意したくない。

戦後新憲法より一足早く婦人参政権が認められたが、それまで女性に選挙権はなかった。

戦前、国策協力の掛け声で戦争にまっしぐらに向かった軍国主義政治は男性が決めた体制で女性の意志は含まれていない。

18歳以上の男女すべてに選挙権が与えられている現在、戦前の軍国主義の復活など絶対あってはならないことである。

目に余る自民党の裏金、脱税、世襲、無責任政治だがこんな政治家を選んだ責任の一端は残念ながら女性にもある。

男性以上に知性と平和を願う強い気持ちをお持ちの女性の皆さん!(と私は信じています)清き1票の力で右側に曲がり過ぎた日本政治を正しい方向に向かわせてください。

直球ストライク一筋の生き方を実践している小林緑さんのお姿に私はホッと安堵した。

2024年4月24日 記

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