この疑問に対する答えをいくら突き止めてみても現実社会で平和を構築するのに何の役にも立ちません。戦争の原因は小さな紛争の火種に油を注ぎ国民のナショナリズムを煽って戦争で金儲けする武器メーカーと武器商人、そして彼らからの政治資金と支持票で選挙に勝つことだけがすべての愛のかけらもない安保村政治家(国防族議員)の存在です。

戦争は1日で終わるものから20年以上も続くものまで多種多様です。

過去の戦争を後で振り返れば「あの時お互いに自制して武力を使わずに話し合いで解決しておけばよかった」と思うものばかりです。一度どちらかが拳(こぶし)をあげ、それに相手が反撃することから戦争は始まりその後どちらも引くに引けず、泥沼の戦いとなるケースはベトナム戦争、アフガニスタン戦争等枚挙に暇ありません。背後には必ず敵味方双方に武器・兵器を供給して儲ける悪がいます。東京新聞朝刊の連載小説「木内昇著 かたばみ」の11月28日掲載に小説の主人公で小学校の代用教員を務める悌子が長引く戦争のさなかの庶民の気持ちを代弁する一節があります。以下引用―「そういえば、この戦争は誰がどんな目的ではじめたものなんだっけ?と悌子はぼんやり思う。何のためにたたかっているんだっけ。どんな経緯で、こんなひどいことになっているんだっけ。これだけの犠牲を払う理由は、どこにあるんだっけ――」ー引用終わりー

庶民は1日も早く戦争が終わることだけを望んでいます。

12月8日は1941年の開戦から80周年の記念日です。

12月8日の東京新聞朝刊、そして15日の毎日新聞朝刊に週刊誌広告のサイズで本書「自衛隊も米軍も、日本にはいらない」の書籍広告を掲載予定です。どうぞ親戚知人・ご友人にご吹聴のうえ購読ないし地元図書館に購入依頼していただくなどよろしくお願い申し上げます。

2021年11月30日 11月の締めくくりに 記

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