これは私のオリジナル曲「反戦平和音頭」の4番の出だしの歌詞です。

この曲はこのホームページの新日本国歌(案)「美しい日本」で試聴もダウンロードもできますので是非お聞きください。

昨日は戦時下の一般庶民の率直な思いを書きましたが職業軍人や徴兵された兵士の戦時下の思いはどうだったか。戦争を始めるには勿論それなりの大義はあったでしょう。先の大戦の大義は日本の植民地の権益と国体(天皇制)を守ることでした。しかしこの大義は必ずしも国民の総意ではありません。今でも男系の天皇制を守ることこそが保守の本流と言う人も大勢いますが国民の中には天皇ご一家を皇居(三笠宮殿下が著書「帝王と墓と民衆」の中で”見えぬ格子の中”と記述)から解放してあげ一般国民として基本的人権を認めて京都御所で世界文化遺産のご一家として安穏に過ごしていただきたいと考える人もいます。権力者が大義(正義・自衛のためなど)と考え開戦を決定しその大義の為に命を捨てるよう求められた軍隊も戦争が膠着し長期戦となり食料・弾薬の補給も途絶えがちになれば敵を撃つどころではなくなります。戦闘の目的も最初は味方を目の前で殺された仇討感情から始まり「上官の命令への絶対服従」、「上官の命をお守りするため」等を経て最後は「自分が生き延びる」ための戦いになります。本書でも書いた通り先の大戦でも「国民の命を守るための軍隊が、軍隊を守る国民になり、軍隊を守る軍隊、上官を守る軍隊」になりました(122ページ)。戦争はいかなる大義があっても始めたら最後大義など構っていられない泥沼の殺戮戦になります。

専守防衛とは何か? 敵が攻めてきたときに「火の粉を払うこと」「攻撃を排除すること」だと言いますが火の粉を払ったり排除するのに、ミサイル、イージス艦、F35戦闘機などの最新鋭兵器は不要です。本書が提案する非軍事組織「ジャイロ」の海ガード、空ガード、陸ガードで十分です。

2021年12月1日 開戦80周年の月の初めに 記

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