本日の担当は元東芝原発技術者の小倉志郎さんです
―以下小倉さんの寄稿文の引用―
日本は衆愚政治に陥っている。即ち、国民=我々=が愚かだから今のようなひどい政治がまかり通るのだ、と言うと直ちに「お前は上から目線だ!」と言う罵声が飛んで来て、そこから先への議論がストップしてしまうのが常である。そんな罵声にへこんでいては問題を解決できない。
ずる賢い政府・与党は自分たちの悪事を隠蔽したり、ウソをついたりして、国民が真実を知ることを徹底的に妨害している。真実を知ることのできない国民は判断する力を失い、選挙で与党に投票してしまい、ずる賢い政府・与党が力を持ち続ける。まさに衆愚政治が循環しているのが今の日本だ。原因が結果を生み、その結果が原因を生む、いわゆる「鶏が先か卵が先か」という問題で、この悪循環をどこで断ち切ることができるのか明快な解決策が見つからずに匙を投げてしまう人々が多い。
しかし、諦める必要はない。この悪循環の輪の中で一か所、国民の力で改善できるところがある。それは選挙だ。投票所に行き、目の前に並んだ候補者の中から最悪ではなくほんの少しでもベターだと思う人の名前を鉛筆で書くだけでよい。お金も時間もほとんどかからない。この一人ひとりが投票のし方を少し変えるだけで悪循環は止まるのだ。
2022年1月10 記 小倉志郎
\この記事が気に入ったらぜひSNSでシェアしてください!いいねボタンも押して頂けるとうれしいです!/