全国を講演行脚すると日本中いたるところで熱心に平和運動をしている人達がたくさんいることがわかる。

皆さん、集まって熱心に学習したり外でスタンディングしたり頑張っている。

しかしそれにも拘わらず自公政府の憲法無視、自衛隊と米軍の共同軍事行動は日増しに大っぴらに国民の前に露出度を高めている。

先日も所用で川越街道を走ったが5台の迷彩シートをかぶせた大型自衛隊トラック、数台の自衛隊ジープとずっと並走させられた。

平和運動は温泉の源泉のぶつぶつ泡に似て数は多いがまとまって大きな噴水にはならない。

何とか全国に散らばっている小さな平和運動を非武装中立を目標とするひと固まりの大きな運動にできないものか?

私の率直な感想を言えば、平和運動の人たちの多くはそれぞれ自分達の運動を継続させる事、会報などを発行し続ける事に一生懸命で、そのこと自体が目的化しているようにみえる。

何のためにその運動を始め続けているのか、一番大切な運動の原点が忘れられてはいまいか?

学習会でも講師は言いっ放し、参加者は聞きっ放しだから運動は発展しない。

ビジネスの世界では会社は製品の売り上げが社員に給与を払うために欠かせない最重要課題だ。

平和運動は成果(売上)があがらなくても誰も喰うには困らない。

だからか平和運にはPlanと Doがあれば Seeは不要だ。

あっても,集会に何人集まったかのReportくらいのもの。

運動が平和の実現に成果が無くても反省せず、誰も責任取らず又追及もされない。

平和運動に限らず護憲政党の党首もこんな政治状況になっていることに反省せず責任もとらないのは似たようなものだ。

気楽なものだが、このままでは日本は一億泥舟に乗せられて破局に向かう。

2024年4月26日記

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