本日は小倉さんの寄稿文を掲載します

―以下引用―

 拙著小論文「原発を並べて自衛戦争はできない」を世に問うてから、15年余りになる。

ブログ「地球座」にも掲載していただいたから、少なくとも10万人の目に触れていると思う。

軍事力信奉者には反発したくなるタイトルだし、結論は日本の防衛には「非武装」が最善とする小論文だが、私の目に触れる限り、まともな反論は1件もない。

反論が来れば再反論する自信はある。

 たった1件まともでない反論があった。

「非武装なら外国から攻められないのか?」というものだ。

この論者は「外国から攻められても非武装なら戦争にはなり得ない、戦争にならなければ、私たちが活きるのに必要不可欠のインフラストラクチャーの破壊も起きないし、何よりも国土が放射能汚染されない」ということまで想像できていないようだ。

こんなことは想像力を駆使しなくとも、ウクライナ戦争の現状を見れば明らかなことだ。

 憲法第9条に書いてある通り、非武装を実現しようとする人々は今の日本では極く少数派だ。

「護憲派」と自称する人々の多くは「外国から攻められた時のために、専守防衛なら自衛隊があった方が安心だ」と言う。

こういう人々はウクライナ戦争を目の当たりにしながら、大事なことを学んでいない。

非武装こそ最強の防衛策であることを声を大きくして広めて行こう。

2022年8月30日 記 小倉志郎

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