今月から国連で開催されている核不拡散条約(NPT)の最終文書案がロシアの反対で合意に失敗、前回2015年に続く決裂となった。

世界は国民国家の名の下、国家の独立、国境を守ると言って軍隊を持ち兵器を増やし続けている。

そして最終兵器として原爆がマンハッタン計画の下にアメリカで開発され世界で最初にそして唯一日本に投下された。

即死を含め数か月内に21万人もの無辜の人たちの命が奪われた。

重大な戦争犯罪(大虐殺)だがアメリカは戦勝国だからか未だに裁かれていない。 

その最初の開発国と最初の被災国の両国がともに核兵器禁止条約に反対している。

日本国民はそんな無能・非人道・自公政府を支持し続けている。

アメリカは核の先制攻撃を思いとどまる気配すらない

そんなバイデン大統領や岸田首相にロシアや中国を非難する資格などない。

朝日新聞に元中国のシンクロナイズドスイミングのコーチとして中国を銅メダル獲得に導いた日本の井村雅代さんが語っている。

引用―

  記者:今年6月、井村さんが指導している乾友紀子選手が、ブダペストでの水泳の世界選手権で日本史上初の金メダルをとりました。

 井村:金メダルが決まると、私が手がけた子、息のかかった子、指導しまくった子、よう怒った子らから、携帯にワーッとメッセージが届きました。中国の子は、ほんとうに情に厚い。日本語で送ってくれる子もいました。

 記者:でも、日中関係はとげとげしい状況です。

 井村:面倒なことです。

一人ひとりの目線に立てば、争いごとなんてないんです。

中国が好き、中国の文化が好きという日本人がいて、日本が好き、日本の文化が好きという中国人がいる。

日本に観光旅行したいという中国人は、たくさんいます。

一番行きたい国ですから。

人と人との目線と、国同士の争いが、かけ離れています。

 ミサイルを飛ばして、脅して、問題を解決する時代ではありません。

人類はたくさんの戦争を経験して、知恵を覚えたはずです。

ミサイルを飛ばして陣地を広げようなんて、一般の中国の人は願っていませんよ。

何事も話し合いで解決してほしいと願っています。(聞き手・坂尻信義)

井村雅代さん1950年、大阪府生まれ。中学校教師のかたわらシンクロナイズド(現アーティスティック)スイミングのコーチに。78年から日本代表コーチとしてロサンゼルスからアテネまで各五輪でメダルを獲得。中国と英国でも代表コーチに。リオ五輪で日本代表コーチに復帰。

筆者のニューヨーク滞在中の活動記録 

国連代表部日本大使館を訪問し代表部公使と意見交換(写真はありません)

マンハッタン計画(原爆開発)発祥現場だった建物【左手前のビル、現コロンビア大学】を訪問

日本国総領事館前の広島原爆追悼集会で
ニューヨークの日本総領事館前で反核・反戦を訴える「怒れるおばあちゃんたち」と共に
広島原爆追悼集会で日米の反核・反戦グループと(後ろの建物がニューヨーク日本国総領事館)

原爆の恐ろしさと日本の憲法9条のすばらしさを夏休み中の小・中学校の子供たちに読みきかせ大人になったらアメリカ政府に日本政府に改憲圧力をかけさせないよう語り掛ける筆者

学内の庭園で子供たち全員が大声で合唱する「星に願いを」を伴奏

当日参加者の集合写真

2022年8月29日 記

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