―以下本日担当の小倉志郎さんの寄稿文引用―
「おかみさん」と言えば家庭の主婦とか料理屋の女主人のことだが、「御上(おかみ)」と言えば江戸時代なら徳川幕府、明治時代なら天皇のことだ。
その意味は政(まつりごと)を司る最高権力(者)だ。
1945年の敗戦と1947年の新憲法施行を経て民主制になった日本では主権は国民にあることになった。
即ち、「御上」に当たるものは国民のはずだ。
現実の日本では何とその「御上」が苦しむような政治が行われている。
即ち、自分で自分を苦しめているのが現状だ。
そんなおかしなことがなぜ続いているのだろう。
その理由がなかなか判らなかったのだが、最近、それがわかってきた。
即ち、本当の「御上」の他に隠れた「御上」があったのだ。
日本政府という「代官」をコントロールするアメリカという実質的な「御上」があるのだ。
アメリカは「日米安保条約」とそれに付随する「日米地位協定」、さらに日本国民に公開されていない数々の「密約」によって日本国民をがんじがらめにしている。
その実質的「御上」が公開されないために、日本国民は自らの「御上」の地位を取り戻すことができずに苦しんでいる。
しかし、隠れた「御上」がアメリカであること判ったからには、自らの地位を取り戻す方法は実に簡単だ。
それは、日米安保条約を破棄すれば良いだけだ。例えば、今日本がアメリカに破棄の通告をすれば一年後にはアメリカの承認などなくても破棄可能だからだ。
そのことは同条約に明記されている。
2023年5月7日 記
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