対馬で朝鮮通信使歴史館を訪ね館内で説明をしている男性に尋ねて初めて知った事実がある。
豊臣秀吉による1592年4月から3年にわたる文禄の役、1596年9月から4年近く続いた慶長の役の2度の朝鮮侵略は中国の明を征服する前哨戦だった。
この歴史は日本ではあまり語られない。
キリシタン大名の小西行長や有名な加藤清正も出征して戦った。
日本軍は戦果の証として朝鮮人の鼻をそいで秀吉に送った。
鼻を耳と称して京都ほか日本各地に耳塚ができた。
1597年には秀吉は朝鮮各職種工人の日本連行を指示した。
今でいう強制連行・拉致だ。
そこまでは知っていたがその規模がまさかの数万人にも及び女性もたくさんいたと初めて知った。
中にはポルトガルに奴隷として売られたものもいたと。
最初の3回の通信使は刷還使と称し同胞の俘虜を母国に連れて帰ることも目的であった。
伊万里・有田焼などの焼き物はその時に連行されてきた陶工によって始まった。
徳川家康は豊臣秀吉に連れてこられた拉致被害者の本国送還に協力し朝鮮との国交回復に積極的だったようだ。
今おりしも韓国の徴用工問題で韓国の尹錫悦(ユンソンニョル)大統領は日本企業の支払うべき賠償金を韓国政府傘下の財団に肩代わりさせて原告の徴用工に支払う解決策を発表した。
北朝鮮に強い姿勢で臨んでいる尹大統領としては米政府・在韓米軍の後ろ盾が絶対必要だ。
アメリカから日韓の関係強化を強く求められて韓国側が歩み寄ったのだろう。
尹ソンニョルと言うより尹ソンタク大統領だ。
対する保守の佐藤正久ひげの隊長は6日の参院予算委員会で「被告企業や日本政府が謝罪することはない」と首相に反省やお詫びを口にすべきではないとくぎを刺した。
かつて保守は何を護るのか聞かれた河野太郎氏が「天皇制と日本語だ」と言った。
韓国の「李王朝とハングル」の両方を奪ったのが自民党の皆さんの父祖である。
日本が韓国に同じことをされたら佐藤議員、自民党のみなさんならどうする?
自民党に平和と子供の教育は任せられない。
2023年3月8日 記
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