ー以下本日担当の小倉志郎さんの寄稿文の引用ー

「有識者」とはマスメディア上で良く聞く言葉だ。

こう呼ばれる人々は、様々な審議会の委員として採用されたり、講演会の講師にお呼びがかかったり、メディアの取材を受けて記事になったり、テレビ番組に登場したり、あっちでもこっちでも大活躍だ。

マスメディアに乗った彼らの声は日本の津々浦々へ届けられる。

それでは世間から「有識者」とは分類されていない私たち庶民、即ち「非有識者」には活躍の場や手段はないのだろうか。

そんなことはない。

「一人デモ」という方法がある。

自分一人の正直な気持ち・願望をプラカードに大きな読み易い字で書いて、街を歩くだけで良いのだ。

私の住む横浜市の繁華街で1時間歩けば軽く2千人ほどの見知らぬ老若男女にメッセージを届けることができる。

おそらくその半分位は選挙で棄権している人だろう。

残りの半分の何割かは自民党、公明党あるいは維新などに投票している人だろう。

こういう今の軍備増強・憲法改悪・福祉手抜き政府を支えている人々に直接意見を届けることができることこそが「一人デモ」の最大の効果だ。

同志仲間が集う勉強会や「有識者」に講師をお願いして開く講演会ではこの効果は絶対に得られない。

幸い、私の身近な人々の中から「一人デモ」を始める人が増えてきた。

これを読んでくれている皆さんも始めることをお奨めする。

何しろ「一人デモ」は恰好いいのだ。

2023年5月16日 記

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