―以下本日担当小倉志郎さんの寄稿文の引用―
この世に生まれたばかりの赤ん坊は実に弱々しいが、しかし、生きようとする本能は強烈だ。
泣いたり笑ったりしながら周囲に可愛さを振りまき、親たちは喜んで献身的に赤ん坊を育てる。
そのようにして大人になった元赤ん坊の中から自殺する個人が出てくる。
それを事前に察知して自殺を防ぐことはほとんど不可能だ。
それは本人の心の中で本能を超える死への願望が生まれた結果であり、それを他人が見抜くことは不可能だからだ。
では、個人ではなく人々の集団、例えば日本という国家の場合はどうなるか。
本HPの本年3月21日に「自殺」と題して投稿したが、今回はそのつづきだ。
今の日本の政治は軍備の増強政策、南西諸島の要塞化、自衛隊と米軍の一体化が刻一刻と進み、日本が戦争に巻き込まれる可能性が時間経過とともに高まりつつある。
即ち、集団としての「自殺」が近づいている。
しかし、それをほとんどの国民は望んでいるわけではない。
望んでいないのに「自殺」に近づくところが個人の場合と全く違う。
日本の「自殺」を望まない国民がいるのであれば、その「自殺」を回避する可能性は十分にある。
どうすれば良いか?実に簡単だ。
日本政治の前方に戦争が見える人々が、それが見えない人々に「このまま進むと戦争だよ!」と宣伝すれば良いのだ。
2023年7月29日 記
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