見上げるような大きな額が所沢市東所沢にある角川武蔵野ミュージアム入り口正面に大きく掲げられている(上の写真)。
戦争はイヤだ、加害も被害も含めて戦争にいいことなど一つもない。
西部ニューギニア、ソロンとマノクワリへの出撃命令を受け、150キロ離れたビワク島の空港制圧の任を負わされた千葉県佐倉市の歩兵221連隊の悲劇を放送したNHK番組を久しぶりに見直した。
20代前半の3300人が出征し帰還したのは300人に満たない。
9割以上が飢餓とマラリアで死にニューギニアに放置されたままの遺骨も多い。
改めて戦争は絶対にしてはならない、の思いを強くする。
栃木県で発見された飲食店経営の夫婦焼殺死体遺棄事件を2週間以上もテレビが毎日追い警察OBなどが解説している。
無残な事件ではあるが、これが戦争だったらどうか?
1日数百人、数千人、数万人の若者が何の動機もなく国家の命令で殺し殺される。
テレビ報道は真実を隠すか、今日は何人死んだ、と死者を数字で報道するだけだろう。
パレスチナのガザやウクライナの惨状を見よ!
戦争はどう言い繕(つくろ)っても、双方の当事国が夫々正当性を掲げて戦う国家公認の大量殺人破壊合戦だ。
国家の安全保障は国民の安全保証であるはずなのに自公ほか改憲派は国民の生命と安全を守る前に国家の独立を守ることが最優先といって軍備増強一本槍だ。
どう言い繕おうが自衛隊も米軍も大量殺人破壊行為の戦争準備組織である。
戦争の実相を知らない軽薄な政治家や右翼によって垂れ流される安保環境の悪化、ありもしない脅威に多くの国民が騙されている。
国民世論がプロパンダに乗せられて改憲が現実にでもなれば肝心・要の国民の生命と安全は真っ先に犠牲された過去の戦争の悲劇が必ず繰り返される。
このことを私達は決して忘れてはならない。
2024年5月10日 記
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