-以下本日担当小倉志郎さんの寄稿文の引用ー

 私の手元の広辞苑には「終活」という言葉は載っていない。

しかし、最近はこの言葉を身近にしばしば聞くことがある。

要は高齢になった人が自分の死の準備をすることだ。

ネットにはその準備の項目や内容が懇切丁寧に解説されている。

今年の5月私は満82歳になった。

一方、昨年末の厚労省の発表によれば、日本人男性の平均寿命は81.49歳(2020年現在)だそうだ。

しからば、私の「終活」は始めても良い頃どころか遅い位だ。

事実、私と同年配の友人・知人から「のんびり余生を送りたいので社会との交流を止める」とか「断捨離を済ませた」などという話も聞いた。

しかし、私自身は「終活」の時間を取れない日々が続いている。

何しろ今の日本の政治状況を観れば、自衛隊が明日にでも米軍の指揮下で戦闘行動に入る可能性がある。

即ち、戦争開始だ。

何度も言うが海岸線に50基以上の原発を並べて戦争に入れば日本の国土は放射能汚染により永久に人が住めなくなる。

それは日本の国家としての臨終だ。

私個人の「終活」が済んでも、私の臨終より日本の臨終の方が先にきてしまったのではお話にならない。

私が「終活」を済ませ、安らかな臨終を迎えることができるためにも、戦争に向かって暴走する今の日本の政治に確実なブレーキをかけねばならない。

2023年7月31日 記

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