明日は9.11の20回目の記念日です。私は1980年から4年ほど最初に飛行機が飛び込んだワン・ワールドトレードセンター(1WTC)49階にあったDKBニューヨーク支店に勤務していました。9月11日は我々老夫婦の結婚記念日でもあるので二人でワインを飲みながらテレビで事件直後のニュース映像を見て驚いたのが昨日の出来事のようです。

昨日9月9日の東京新聞朝刊「こちら特報部」で9.11消えぬ陰謀論考、をお読みなった方も多いでしょう。記事の論調は陰謀論を否定していますが私は実は陰謀論をかなりの程度信じています。そう考える理由を今日はいつもより長くなりますので10日と11日の合併号として書きます。私はニューヨーク支店勤務中に総務・人事課長として支店行員の安全第一を考えるポストにいました。この超高層ビルは33階だったか?にエレベーター乗り換えフロアーがありそれより上の階に行くにはエレベーターを乗り換えなければなりません。そんな目が回るような超高層ビルですので強風の日にはビル全体が揺れ、壁とエレベーターがこすれるキーキーという音もします。飛行機が間違ってビルに衝突したり火災が起きた場合にどうやって行員を安全に49階から地上に退避させるかは総務課長の大きな仕事です。課長に就任するとすぐにビルを管理をしている「ポート・オーソリティー」の担当者に安全性について確認に行ったところ私の数々の不安に対し彼は的確に答えてくれました。その中で印象的だったのは「このビルは有名な日本人が緻密に設計したビルである。超高層ビルなので飛行機が誤って衝突する可能性は絶対ないとは言えないが、たとえジェット機が1機衝突しても衝突階以外には被害、影響は及ばない設計になっている。飛行機の衝突でビルが倒壊する危険は全くない」と強調していたことです。彼によるとこのビルは特殊な構造(窓のある外壁とビルの中心寄りにビルの強度を高める内壁がある2重壁構造)になっているとのこと。事故の後になり過去の高層ビルの大火災でもビルは火災後に横倒しになることはあっても垂直方向に崩れ落ちることは一度もなかったと多くの建築専門家が証言しています。ほかの1機は国防省(ペンタゴン)に突っ込んだとされていますがジェット旅客機の残骸は直後の映像を見ても全く見当たりません。飛行機が飛び込んだのではなくミサイルが撃ち込まれたのではないか?真相を録画しているはずの現場近くにあった防犯カメラも撤去されてしまいました。このほかにも陰謀論を裏付ける目撃証言がいくつも市民から寄せられています。詳しくはそれこそDVDなどもありますのでご覧下さい。私もたくさんの証言ビデオを見ています。私がこの事故はブッシュ大統領一族の仕組んだ自作自演と思う根拠は色々ありますが何よりも当時のアメリカの軍需産業の状況を考えてみてのことです。米ソ対立が1991年ソ連の崩壊でなくなった後の軍需産業界の経営不振を目のあたりに見てきたからです。ソ連においても軍需産業が相当に衰退しましたがこれについても学者の実証的研究があります。アメリカは世界最大の武器輸出国であって軍需産業は米国経済最大の産業ですが冷戦構造の終結で売り込みのチャンスが大幅に減ったことはアメリカにとってこれまでにない危機でした。ちなみに、この時期はアメリカ側から日本に対して日米安保条約の見直しを迫った時期でもあります。その当時の状況を考えれば共産主義国に代わる新しい敵、テロという目に見えない敵でも作り出さない限りアメリカの兵器産業は衰退しひいてはアメリカ経済が衰退すると危機感を持つのはいい悪いは別にして武器生産大国のトップの考えとして十分想像できます。1WTCには建設当時は許されていたアスベストが大量に使われており当局からかねて除去を命令されていました。アスベストの巨額の除去費用もビル(ブッシュ大統領の弟?はこのビルの利害関係者でした)が倒壊すれば一切不要になります。

1985年の日航ジャンボ機の御巣鷹山墜落事故も不審なことの多い事故でした。500人以上の乗客と同僚が犠牲となった同型ジャンボ機の元JAL乗務員の青山透子さん(たまたま123便には搭乗していず無事)が真相を追及し続けて著作を世に送り続けています。真相「航空自衛隊のミス??」を知っているに違いない事故時首相だった中曽根康弘氏も真相を闇に伏せたまま他界しました。是非青山さんの科学的な実証実験を踏まえて書いた力作をお読みください。洋の東西を問わず政治権力者たちは自分に都合の悪い事実は徹底的に隠蔽します。これこそが本当の共謀罪です。ケネディー大統領暗殺もいまだに真相は隠されたままです。日本よりはずっと公文書管理と透明性が進んでいるアメリカにしてすらこんな状態です。日本では特定秘密保護法の成立がオリンピック開催の必要条件であると言って安倍首相によって強行採決されました。しかし特定秘密にさえ指定せずに真相を知る者たちだけがトップシークレットして真実を隠蔽し闇に葬ってしまうようなことだけは日本には何ひとつ無いことを祈りたいと思います。ニューヨークの911テロの悲劇から私たちは市民の命を犠牲にしてまで利益をむさぼる軍需産業の性(さが)を見て取るべきです。本書「自衛隊も米軍も、日本にはいらない」の第3章(105ページ他)をお読みください。自衛隊・米軍が日本からいなくなり兵器生産、輸出を政府が厳禁すれば兵器関連産業は日本には存在しなくなります。

2021年9月10日、11日 ニューヨークの911テロに思いをはせながら 記

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