本日呼びかけ人小倉志郎さんと私花岡は東京に隣接する県の現職県会議員のNKさんとお会いして平和について語り合ってきました。
熱心な議会活動を通じて日々市民、県民に寄り添い奮闘している日本の平和を第一に考えているとても真面目な議員さんです。しかし話題が自衛隊や米軍を日本から無くすことに及ぶと「自衛隊も米軍も無いことは理想だが覇権主義の隣国中国の脅威を前にして日本として独立を守るためにはどちらも必要」とのお考えでした。自衛隊、米軍の存在による抑止力への信頼(安心?)はほぼ70%以上の国民の共通意識かも知れません。
しかし本書でも書いていますが独立国が自衛権を持つことと自衛隊(実質軍隊)を持つことや米軍の駐留を認めることは別物です。非暴力の話し合い・外交努力で独立を守ることこそが自国に何ら被害をもたらさない最良の自衛策です。世界第4位とも言われる軍事力を持つ自衛隊が単独或いは英米独仏欄などの他国軍隊と東シナ海などで合同軍事演習を実施することは周辺国に対して抑止力を誇示する行為であり武力による威嚇以外の何物でもあありません。なぜなら抑止力とは見えざる敵に対して日本を攻めようと変な気を起こしても日本と世界最強の米軍の武力にはかなわないから止めなさい、と敵をひるませる威嚇行為だからです。武力による威嚇は武力の行使(実際の戦闘)と共に憲法第9条で固く禁じられている行為です。すなわち抑止力として自衛隊や米軍を必要とするという考え自体が武力による威嚇を認める憲法違反の考え方です。実際問題として相手を威嚇するに十分の武力でなければ抑止力になりません。だから日本の自衛隊や駐留米軍が周辺国への抑止力になっているといいつつ周辺国に対して武力による威嚇はしてはいないというのは矛盾です。
専守防衛の自衛隊は日本の独立や安全にとって必要との考えも問題です。
何度繰り返しても繰り返し足りませんが、専守防衛の軍隊など世界中どこを探しても存在しません。専守(攻撃を一切しない)であれば国境警備隊、沿岸警備隊(警察力)で充分であり自衛隊(軍隊)は不要です。
自衛隊(軍隊)にあって国境・沿岸警備隊にないものは武力で敵を撃退する反撃能力です。しかし反撃することは=戦闘開始であり=戦争の始まりです。
1回反撃された敵が「大変失礼しました。反撃を受けて貴国のお気持ちはよくわかりました。攻撃は1回だけでやめます」などと言う軍隊なら最初から攻撃してきません。戦争状態になれば日本の沿岸にあるすべての原発がまず狙われて爆発し放射能が日本中の空を覆い日本国土には誰も住めなくなります。その時日本からの1億人の海外脱出難民を受け入れてくれる近隣諸国は果たしてあるでしょうか?
2021年11月7日 こんな大惨事が気候変動の前に起きないことを祈って 記
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