本日の担当は元東芝原発技術者小倉志郎さんです
―以下小倉さんの寄稿文の引用―
私たちの「ピースアゴラプロジェクト」は右翼や左翼のイデオロギーなどとは関係がない。「自衛のため」「正当防衛のため」など、どんな大義名分があろうと、戦争をしたら海岸線に50基以上の原発、および、膨大な量の放射性物質が溜まっている六ケ所村再処理工場を持つ日本の自然環境は山も海も平野も放射能で汚染され、人々が身体の「内部被ばく」によって安心して子どもを産み、育てることが不可能になってしまう。「おめでた」として喜ばれて来た妊娠が、先天的障害を持つ赤ん坊が生まれやしないかという「心配の種」になってしまう。日本人が先祖から何万年も代々引き継いできた「遺伝子」を傷つけられて、生物としての種を維持して行くことができなくなる。国土がそんな状態になるかならないかという問題にくらべたら、どんなイデオロギーが優れているかなどどうでも良い次元の話になる。
私たちが日本列島において「生物として生き延びる」ためには絶対に戦争をしてはいけないのだ。だから、非武装中立をめざすのだ。このことの正しさを理解するためには、先ず、原発が軍事力では絶対に守れないほど弱点だらけであることを知る必要がある。
2021年11月25日 記 [元原発技術者が伝えたいほんとうの怖さ―彩流社ー」著者小倉志郎
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