本日の担当は元東芝原発技術者の小倉志郎さんです

―以下小倉さん寄稿文引用―

 原発が大事故を起こせば日本は滅亡する。その原発を攻撃する方法は無数にあり、どんな軍事力でも大事故を起こさないように原発を守ることはできない。とすれば、原発を沢山並べている日本のような国では軍備が何の役にも立たないことは当たり前だ。

 にもかかわらず、日本政府は軍備に膨大な予算を付けている。日本経済のバブルが崩壊した頃、軍事費(防衛関係費と呼んでいた)はGDP(約500兆円)の1%という枠内に収めるとう方針により約5兆円であり、その後の経済成長の停滞により、5兆円を前後していたが、

安倍内閣になって、じわじわと増額して、今年度はついに史上初の6兆円を超えた。米国から自衛隊の装備として兵器の爆買い、自衛隊の維持費、米軍への「思いやり予算」、米軍基地建設、米軍の戦争の後方支援など、その範囲は切りがない。これらが全部「何の役にも立たない」のだ。岸田内閣の内部からは軍備予算を「GDPの2%」にしようなどという声が聞こえている。そうなれば、軍備のために約10兆円が使われることになる。これは全部私たちが納めた税金、即ち、私たちの財布に入るべきお金の無駄使いと言ってよい。赤ん坊まで含めた日本の人口約1億3千万とすると国民一人当たり毎年7.7万円の負担になり、4人家族なら30万円。私たちの財布に入るべきお金が無駄に使われるということだ。しかもこのまま自公連立政権に任せておけばそうなる日は近い。

。一言追加すれば「専守防衛」のためならとか個別的自衛権行使のためなら軍備があっても良いなどと言っていてはこの無駄使いは止まらない。

2021年11月27日 21年度防衛予算6兆円越え(今朝の東京新聞報道)に断固抗議して 記 小倉志郎

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