―以下本日も担当の小倉志郎さんの寄稿文の引用―
私たちの国・日本にとって「軍備保有」と「非武装」のどちらが得かを考えようと昨日書いた。
現状は、自衛隊という毎年5兆円余りの予算を注ぎこんでいる軍備があり、かつ、日米安保条約に基づき米軍が駐留している。
予算の規模では日本は世界で第5位、アメリカは言うまでもなく第1位だ。
このような「軍備保有」状態で、万一日本が戦争に巻き込まれたらどのような現実が生まれるか想像してみよう。
実に簡単なことだ。
私たちの日常生活はどうなるか?
ウクライナを観れば、そこに現実の実例がある。
老人、子ども、女性を主とした約1000万人と言われる国民が国外に避難した。
18歳から60歳の男性たちは戦闘員やその予備軍として残されている。
ロシア軍との戦闘で大勢の死者やけが人が出ている。
生活に必要な電気、ガス、水道システムの破壊が進んでいる。
生き延びることさえ困難だ。
原発が破壊されてどうなるか?
原発に溜まっている大量の放射性物質が環境に漏れ出し、国民は故郷をすてて汚染の少ない土地を求めてさまよわねばならない。
故郷が放射能汚染していない元のきれいな土地に戻る可能性はない。
最悪の場合は子どもを産み育てることのできる国土を失い、日本は滅びる。
軍備保有を続けるとこういう現実になるということだ。
2022年11月12日 記 小倉志郎
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