12月に閣議決定された安保関連3文書の改訂は日本の進路を平和国家から戦争を辞さない国家へ大転換するものだ。

関連予算は現在国会で審議されようとしているが野党の追及は的外れだ。

政府方針決定の手続きや予算財源の適・不適切ばかり言っている。

抑止力の強化策自体が全く無意味で間違がっているという一番肝心なことを突こうとしない。

わずかに共産党が健闘している。

自公も改憲派も戦争反対を言い、防衛力強化は敵に戦争する気を起こさせないためであり専守防衛の方針にゆるぎはないと強弁する。

一方の護憲野党は防衛予算倍増の根拠を説明せよ、増税反対、軍備拡張は安全保障のジレンマを招くだけだなどと難しい用語を使って国民を煙に巻くだけだ。

国民の間の平和運動は?と見ればただ「戦争反対」「武力で平和は作れない」「専守防衛の憲法を守れ」の一点張りだ。

これでは岸田首相の言っていることとすれ違うだけだ!

戦争反対、自分は攻められても戦わない、と叫ぶ市民グループが交流会を仲間内で熱心に開催している。

こんな運動をいくら進めても自民党も改憲派も痛くも痒くもない。

「今の岸田内閣の状況は昭和の軍部台頭、開戦前の状況に酷似している」

などと女性評論家が、戦前にはなかった選挙権を持ちながら言っているのを聞くと自公政権をそうさせている責任の半分は女性の皆さんにあるのにとつい言いたくなる。

市民平和運動を改憲派も掲げる「戦争反対・専守防衛」一途の標語から改憲派は絶対口にしない「自衛隊廃止、日米安保廃棄」を標語とする運動に転換・発展させない限り日本は変わらない。

そのために私はある行動を起こす予定だ。

鹿児島県の女性同志から最近参加したデモで「専守防衛のプラカードを持つよう」言われて「自分は持ちたくない」とハッキリ断ったと聞いた。

素晴らしい。

専守防衛賛成の皆さん!

自国軍隊を専守防衛軍といわない軍隊が世界に有ったら教えてくれ。

2023年2月14日 記

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