―以下本日担当の小倉志郎さんの寄稿文引用―

 私が6年以上も毎日続けてきた体験から「一人デモ」の良さを、友人・知人、あるいは、講演を聴きにきてくれて初めて会った人々に紹介している。

いつでも、どこでも、自分の都合だけでできて、費用もほとんどかからず、プラカードに書くメッセージも自分の好きなように書ける。

こんなやり易い「一人デモ」なのだが、まだ「やりたいけれど、私にはできない」という人がほとんどだ。

そういう人にとっては「一人デモ」実行の前に何か超えにくい「ハードル」があるのだろう。

私が初めて実行に踏み切った時の経験からすると、そのハードルは「恥ずかしい」という気持ちに違いない。

それは心の問題だから、一人ひとりでハードルの高さも違う。

私の場合は、3日間やったら「恥ずかしい」という気持ちは消え去った。

つまり、ハードルの高さがゼロになってしまったのだ。

初めて実行しようとする時には誰でもハードルがとても高く感じてしまう。

この時にどうすればハードルに向かって跳躍をする気持ちになれるかが鍵だ。

それはその人の日本の現状に対する危機感の強さだ。

明日にも日本が戦争に巻き込まれかねない状況だと認識できれば、きっと「恥ずかしい」などとは言っていられないだろう。

一度、ハードルに向かって突進してみれば、実は何も障害物などなく「ハードル」は単なる幻想であったことがわかるだろう。

2023年4月2日 記

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