アメリカで日米韓の会談が行われ三ヵ国の中長期的な協力指針を示した文書「キャンプデービッド原則」がまとめられた。
東アジアにまで手の回らないアメリカが日本(ついでに韓国)に汚れ仕事をやらせるための会談だ。
岸田は共同記者会見で『三ヵ国の戦略的連携の潜在性を開花させることは時代の要請だ。日米韓パートナーシップの新時代を開いていく』だと。
これでも岸田は独立国日本のリーダーか。
訪米前には汚染水の海洋放出時期は未定と言っていたがアメリカの支持を根拠に「判断の最終段階に至っている」だと。
まさに植民地総督の名に恥じない。
一昨日の鹿児島行脚(3)で書いた「非武装中立の理」についてニューヨーク在住の、みたち美会子さんが送ってくれたコメントを引用する。
10年以上北米大陸で生活した私が抱く感情に共通する。
―引用―
簡潔でクリアでまさにその通りです。どうして皆さんはこれがわからないのか不思議に思います。
また,日本に敵はいるでしょうか。
北朝鮮はあまりに日本に近いので、ミサイル実験などは大変迷惑ですが、北が敵視しているのはアメリカです。
中国もそうです。
アメリカに褒められたいとアメリカに追従しない限り、日本に敵はいません。
私はアメリカに50年住んでいます。
子供の時から家庭で、学校で「あなたの考えを言葉にしなさい」と教育されるアメリカ人の口達者に、日本人が太刀打ちするのは容易ではありません。
そうしていつの間にか日本の為政者(編者注:岸田自公政権、改憲派の政治家)たちはアメリカの言説に巻き込まれ、今や属国状態です。
「北朝鮮が攻めてくる」「中国が攻めてくる」「台湾有事だ」これらは全てアメリカのことです。
けれども、アメリカの言いなりになっている限り日本はその波を被ることになるでしょう。
アメリカが「日本は同盟国」と言う時と、「イギリスやその他ヨーロッパは同盟国」と言う時とは中身が違うということを日本の為政者はわかっていません。
ヨーロッパはアメリカのルーツなのです。
親戚なのです。
日本は日本の親戚(編者注:中国、朝鮮半島)を敵にしてはいけません。
―引用終りー
(文中敬称略)
2023年8月21日 記
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アメリカが最も恐れることは、日本、中国、韓国(朝鮮半島)が親しくなることです。これはアメリカにとって最悪のシナリオです。欧米が長い歴史と共通の文化及び宗教で存在の底辺から繋がっているように、この3国は文化、歴史を共有しており、知的レベルも高く、現在表層ではギクシャクでも、一旦繋がればアメリカを凌駕することに間違いないことをアメリカは知っています。
アメリカは第二次世界大戦の時、まず敵はどういう人たちなのか、ということを知る為に文化人類学者に日本人について調べさせました。かの有名な日本人論「菊と刀」です。そしてそれは今も続いています。どの様な言葉で相手を落とすか、アメリカ人は言葉の熟練者です。それは普段の生活の中でも普通のアメリカ人が、この言葉はこの様な場合は使わないなど、自己保全に徹底しています。そして言葉の熟練者、バイデンアメリカは「日米韓パートナーシップの新時代を開いて行く」という岸田総督の言葉を引き出し、中国牽制に日本を引き寄せ、一応の成果を上げた様ですね。