―以下小倉志郎さんの寄稿文の引用―
幼い頃、手ぬぐいで目隠しをした鬼役の子に「鬼さんこちら、手の鳴る方へ」と声かけ、鬼役の子があっちこっちとうろうろするのを見て遊んだ記憶がある。
ここで言う「目隠し」は手ぬぐいのように目に見えるものではない「目隠し」だ。
それは、ずばり「報道規制」および「報道自粛」によって、国民が国内外で起きている事実を知ることができない状態にされていることの喩えである。
自衛隊基地増設工事、南西諸島のミサイル基地化工事、海上自衛隊の米軍・韓国軍・豪軍・他との共同軍事演習、自衛隊の米軍との一体化など、実戦行動がすぐにでもできるような戦争への準備が進んでいるのに、日本の大手メディアはこれを広く国民に知らせようとしていない。
国民はまさに「透明な目隠し」をされていると言って良い。
「透明」であるために、「目隠し」をされていることに気が付く国民は非常に少ない。
事実を認識できずに、判断力を失った国民に、政府は近隣諸国が脅威であるという「ウソ」情報を日々浴びせ続け、軍備増強政策へ「自発的」に賛同させることに成功している。
国民の願いよりも、米国の指示に従うことによって自らの政権の延命を図ろうとする政府・与党に抗議したり、請願したところで何の効果も無いことはここ何十年の経験で明らかだ。
戦争を回避するためには、もう、政権を交代させるしかない。
その機会は次の総選挙だ。
2023年10月5日 記
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