【時の話題】日本の農業を守りましょうー園山一則

今、日本の食料自給率は38%だということは、皆さんご存知のことと思います。

自給率38%ということは、皆さんが毎日食べている食料の三食のうち二食は外国産の食料ということです。

今世界は異常気象、コロナ禍とウクライナ侵略等によって穀物や油、肥料、原油価格が高騰し、食料に困る状態になっています。

日本ではこれに円安が加わって物価高が国民を苦しめています。

この先、我々国民は安心して農産物を食べていけるでしょうか。

皆さんの周りの田んぼや畑に目をやってみて下さい。

草が生い茂っている田畑が増えていることと思います。

農業の担い手が減り高齢化が進み耕作放棄地が増え、持ち主さえわからない農地も多くなっています。

政府は離農や後継者不足、人手不足が加速しているのに効果的な手を打とうとしません。

これでは一部の農家を除き農業という産業がなくなるかもしれないと警鐘を鳴らす学者も沢山います。

食料自給率を高め、国民が食料に困らないように今こそ日本の農業を守らなければなりません。

農業を国の基幹産業として、今農業に従事している人、後継者、新規に農業に参入した人など農業に従事すれば十分所得を得、結婚し子供も安心してくらせる社会にしていくことが過疎の農村を活性化していく道です。

国の農業予算は減り続けています。

今どき軍事に予算を大幅に増やす時ではありません。

世界でも農業に適した気候を持つ日本は世界で食物に困っている人々に食料を供給するぐらいの意志を持って世界に貢献すべきです。

日本にはこれらの政策を実現できる資金と技術が十分にあります。

2023年11月24日 記

編者より:

国民にとって一番大事なのは衣食住の安全保障です。

円安で物価が高くなるのは国内で出来るものまで安さを求めて輸入するからです。

円安の今こそ飼料、肥料も含め地産地消のチャンスです。

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