―以下小倉志郎さんの寄稿文の引用―

 数年前、「沖縄は日本から独立することを目指すべきだ」と友人に話したことがある。

辺野古米軍基地建設が、沖縄県民の圧倒的な反対の意思が示されているにもかかわらず、日本政府が強引に工事を進めているのを見るに見かねてのことだった。

その時、友人から「沖縄の県民で独立まで考えている人は極く少数だ。

独立なんて非現実的だ」と反論をされた。

しかし、今や南西諸島において「台湾有事」に備えてミサイル基地化工事が着々と進められ、いざ戦端が開かれたら、真っ先に沖縄が再び戦場になりかねない状況が生まれつつある。

沖縄の人々が太平洋戦争末期に日本政府から本土決戦のための時間稼ぎのための「捨て石」にされた悲劇を再度体験しないためには、独立を本気で目指しても良いと私は考える。

そもそも1879年に日本に併合されるまでは、沖縄は琉球王国として独立国だった。

今後独立する場合は、非武装・中立の平和憲法を持つ琉球共和国になれば良い。

米軍基地も自衛隊基地も無い、美しい海に囲まれ、温暖な気候に恵まれた観光立国で100万人の人々が暮らして行けるはずだ。

経済的にも東南アジア、中国、朝鮮半島、日本などの中間にある地理的条件を活かして国際的流通システムの中継地として繁栄することもできるだろう。

米国の傀儡政権が支配する非独立国・日本などにくっついている必要はない。

2023年12月3日 記

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