以下小倉志郎さんの寄稿文の引用ー
日本では他の人と異なる自分自身の意思を公の場で表明したりすることを自制する傾向がある。
行動においても周囲の人々に同調する。
例えば、周囲の人々がワクチンを打っていれば自分も打ってしまうし、周囲の人々がマスクをしていると、ウィルス感染予防に有効か否かがわからないのにマスクをしてしまう傾向が見られる。
確かに、周囲の同調圧力に負けずに自分の個性的な考えを表明したり、態度を取ることは民主主義社会のメンバーとして当然のことだし、尊重されねばならない。
しかし、絶対にそうしなければならないのだろうか?
人間はたった一人では生きて行けないし、人類が生物の種として生存し続けるためには、一人ひとりが互いに助け合う集団を維持しなければならない。
人類以外の動物たちも同様で全て生き延びるために群をなしている。
群や集団を維持するためには同調は必須の条件だ。
「郷に入らば郷に従え」とか「出る杭は打たれる」とは同調を薦める格言だ。
私たちは「同調」を批判したり、排除したりするよりも、上手に利用すれば良い。
現に今の政権は、原発利用の促進や軍事力増強の政策を進めるに際して、同調圧力を巧みに利用している。
政策の良し悪しが最も大事なことは確かだが、悪い政策を良い政策に変更させるための方法として、同調圧力を利用した方が良い。
具体的には一人ひとりが日本中で人海戦術的に宣伝をすることだ。
2024年1月22日 記
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