―続きー
期待を裏切られたどころではない拍子抜け選挙の結果が出揃って中道惨敗への評価もいろいろありましたが少し気を取り直しつつあります。
非武装中立とは真逆の憲法改悪、戦争猛進内閣の誕生の中にあって、
私は改めて戦後護憲運動に余生を賭けた元軍人たちの再軍備問題への向き合い方を振り返ろうと思います。
これまで専ら元陸軍中将の遠藤三郎の軍備全廃運動を取り上げてきましたが、今回は元海軍少佐高橋甫(はじめ)の非武装論を。
戦後まもない昭和27年6月に書かれた高橋甫(はじめ)元海軍少佐の「軍備問題の考へ方」-民族の運命の岐路に立ちてー を10年以上前に国会図書館に通って読んだものを読み直しました。
この国は戦後6年余り、朝鮮戦争の中で早くも再軍備問題が国論を分ける大問題だったことが思い起こされます。
著者は元海軍将校であり今は復員兵士、一市民の著者から見れば、と前置きして
第1節に
「先ず、わだつみの声に心耳をそばたてよ」
とあり、240万人の戦争犠牲者の声を聴くことが何物にも優る供養である、と述べ軍隊の性質について、
➀無限の暴力適用
②無限の敵打倒感情
➂無限の力の発揮
をあげて軍隊と警察との違いを解説。
軍隊は時に政権の統御を逸脱し、逆に政権の命取り(クーデター?)の原因になる危険を常にはらんでいる意味で常に軍の存在そのものが危険性をはらむ、と喝破しています。
そして護憲派も言う専守防衛の自衛隊を受け入れる態度を批判して
軍は虎でなければ意味がないのであって、猫であってはならないのだ、と。
体の大小によって、虎と猫を混同してはならない、いくら小さくても、虎は虎なのである、と結んでいます。
軍隊(自衛隊)はあってはならない国家公認の暴力組織であり憲法第9条はいかなる軍隊も戦力もその保持を禁じています。
しかし今回の選挙で少なくとも衆議院で憲法を順守すべきと考える国会議員、憲法第9条の理念を理解して憲法を実現するために非武装中立を政策化しようと考えたり主張する議員は、ほぼ皆無となりました。
これからが愈々私たち非武装中立派の出番であり頑張り時です。
―続くー
2026年2月15日 記
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