若い皆さんに是非とも伝えたい 

戦争が日常生活に及ぼす影響(その3)

戦争など自分とは無関係と考えている若者の皆さん 

一旦戦争が始まると私たちの日常生活はどうなるか、考えたことはありますか?

1815年に終わったナポレオン戦争まで戦争は軍人対軍人の戦いであって一般市民は巻き込まれることはまずありませんでした。しかし近代戦争は第一次世界大戦以降一般市民を巻き込む総力戦となりました。

日本では日中戦争の長期化に伴い1938年に国家総動員法が制定され経済もすべて戦争目的に統制され一般市民は戦意高揚のためにならないあらゆる娯楽や自由を奪われました。小池都知事がやたら使用するカタカナ英語など当時なら敵性言語として即刻使用禁止されたでしょう。寄席の世界でも落語家自らが時局にそぐわないと判断した53演目を1941年10月に封印し敗戦まで演じませんでした。53演目の内容を調べてみてもなぜこれを封印したのか理解できない下世話もの、人情ものばかりです。

今、仮に中国と台湾の紛争が起きても米軍は自ら戦線にでることは絶対ありません。代わりに皆さんと同世代の若者が主体の自衛隊を危険な前線に押し出すことでしょう。戦争法(2015年9月制定の安全保障関連法)のおかげで自衛隊が米軍の戦争に巻き込まれて参戦することは十分あり得る筋書きです。そうなれば日本は総力戦体制となり80年前と同じことが必ず起こります。スマホ無しで生きていかなくてはならなくなる皆さんの近未来を想像してみて下さい。今テレビで放映されているほとんどすべてのドラマやお笑い、バラエティー番組は時局にそぐわない軟弱・不道徳なものとして放映が禁じられます。80年以上前の若者の娯楽はせいぜい映画や芝居、将棋、囲碁、トランプ、花札、すごろく位でした。毎日インターネットゲームにはまっている現代に生きる皆さんは楽しみを奪われて無味乾燥な辛い日々を送ることになります。 ラインやフェースブックによる友人や恋人との通信・交信もできなくなるでしょう。

これから長い将来が待っている皆さんはそんな惨めな暗黒時代が再び来ないよう知人・友人にSNSでこのホームページを紹介し本書「自衛隊も米軍も、日本にはいらない」を読むように拡散して下さい。そしてそんな惨めな時代が来る前に私たちの世直しの活動に加わるよう伝えて下さることを切望します。

2021年8月3日 記

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