コロナ禍でのオリンピック・パラリンピック開催は直接・間接的であれコロナ感染リスクを高める要因に違いなく私は反対の立場です。

しかし昨日夜の開会式に続いて今日行われている水泳競技をテレビで見て私は開催には反対しているものの出場選手が身体に大きなハンディを背負いながらも懸命に水泳に打ち込む姿をみて感動、同情のどちらとも言えない感情がこみあげて思わず涙ぐんでしまいました。

おりしも今日、地下鉄白金台駅で硫酸を浴びせて逃げ去った通り魔事件のニュース、そしてアフガニスタンでのタリバンが対立グループに銃を発砲し3人死亡などのニュースが重なります。

戦争はサバイバルゲーム(サバゲ―)とは違って本物の殺人・破壊行為です。わざわざ健全な若者を勝手な正義・自衛の大義名分のもとで殺したり傷つけたり。私が小学生のころまで上野の西郷さんの銅像に続く石段の両脇、電車内、当時住んでいた阿佐ヶ谷の商店街などには義手・義足で路上でアコーディオン・ハーモニカ・バイオリンなどを弾きながら金銭を通行人からもらおうとする白衣に兵隊帽をかぶった手足を失った傷痍軍人が大勢おりました。当時はまだ軍人恩給支給開始(昭和28年)の前だったのでしょう。戦争中は何十万もの傷病兵がいましたから街には義手義足を販売する専門店が多かったはずです。

五体満足な青年や市民が戦場や空襲で身体の一部を失い残りの人生をずっと障害を抱えたまま生きざるを得なくなるのが戦争です(本書26~27ページ)。パラリンピックを見て怪我や病気で障害者として懸命に生きているアスリートがいる中で健常者を殺したり障害者にする戦争は人間の叡智で防げるものだけに許せません。そんな戦争を根絶するためにも本書「自衛隊も米軍も、日本にはいらない」の提案、あらゆる軍事組織を日本から無くして国際的人道支援の災害救助即応隊ジャイロを創設をしなければなりません。「あぁそれなのに、それなのに」今日の夜7時のNHKニュースは「自衛隊、英空母打撃団群と共同訓練―中国念頭に多国間連携」と昨日太平洋上で海上自衛隊が一部陸上自衛隊もいれて各国の大型艦と共同演習したことを報道しています。非武装を定めた日本の憲法第9条は一体何処へ消えたのでしょうか?9条を守ろうと立ち上がったはずの全国の「9条の会」の皆さんは一体何をしているのでしょうか?この英空母打撃団群とはウイキペディアによれば名前の通り攻撃目的の英国の航空母艦クイーン・エリザベスを旗艦とする大艦隊です。参加している日本の護衛艦「いせ」は護衛艦とは名ばかりで他国から参加の駆逐艦と同じれっきとした駆逐艦です。戦力ではないのが本当なら護衛艦がプロ中のプロ艦隊と共同訓練などできるわけがありません(本書117ページ 本書126ページ)こんな一歩間違えばすぐにも戦争に巻き込まれることを前提にした訓練を行っている自衛隊の存在を容認する平和運動は平和運動の名に値するでしょうか。若い世代の皆さんは男女関係なく(本書153ページ)ご自分に明日にも降りかかりかねない戦争の危険についてもっと真剣に考えてください。イギリス空母打撃群は横須賀や呉、佐世保、舞鶴などそれぞれの海上自衛隊基地に入港し、本艦は横須賀の在日米軍基地に入港する予定とのことです

英国空母打撃群[編集] 

2021年4月、同船を中心とする英国空母打撃群CSG21英語版)と称し、構成艦艇が発表され、45型駆逐艦2隻、23型フリゲート2隻、タイド型給油艦 、フォート・ヴィクトリア級補給艦 各1隻とアメリカ海軍アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦オランダ海軍デ・ゼーヴェン・プロヴィンシェン級フリゲート各1隻のNATO諸国も含まれる混成艦隊で編成され、航空部隊もイギリス空軍アメリカ海兵隊F-35BライトニングⅡ部隊及びイギリス海軍SAR対応ワイルドキャット HMA.2部隊とマーリン HM.1部隊の英米混成編成となり、公表されないアスチュート級原子力潜水艦も帯同し、更にNATO所属艦艇が参加するとする報道もあり、この編成で年内予定される西太平洋遠征が実施されるとみられている

2021年8月25日 後戻りできるうちにジャイロ創設で平和な日本をと願いつつ 記

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