2026年には日本は完全非武装中立国、しかも世界から愛される人道支援国になっていますから基本的に外国から組織的不当な侵攻をうける心配,よく言われる「外国から攻められる心配」は全くありません(本書第5章)。むしろ備えておくべきなのは世界から日本にあこがれて移住したいと願う人々や居住国での迫害から逃れるために日本に難民として受け入れを希望する外国人が急増することです。私は個人的には自給自足に近い江戸時代の庶民生活を一面で評価しており石川英輔さん著「2050年は江戸時代」のような経済成長を求めない自然環境を壊さない社会を理想に描いております。日本に存在せず必需品の原材料・資源以外は輸入もせず、輸出も海外から求められるもの以外海外に出かけて売り込みなどせず観光や娯楽以外はすべて日本国内で衣食住や経済が完結する循環型社会を理想としています。したがって海外からの観光客は大歓迎ですが移民の受け入れや、単純労働の労働力不足を外国人受け入れで補う自公政権の政策には反対です。しかし政治的迫害に苦しむ難民の受け入れは例外でありケースバイケースながら積極的に推進すべきと考えています。アメリカの移住ビザ発給の特例制度の一部を拝借して難民を受け入れる政策の導入などが良いのではと考えています。日本には限界集落とされる若年層人口の流出で人口消滅寸前の村落がかなりあります。アメリカには特定の広大な過疎地域を選んでそこに移住を希望する者は一定金額の投資(米国債購入など)を条件に居住させ一定期間住居地の移転を禁ずることで居住地域の開発促進をはからせる特別移住ビザ発給制度がありました。今もあるかどうか調べていませんが一定期間住居の移転を禁ずる制度です。日本は国土は狭いものの地方には過疎地域(限界集落)がたくさんあります。その中から特定地域を選び現在よりはるかに緩い基準で難民認定を行い認定を受けた難民に一定期間(例えば10年)住居の移転を禁止したうえでそこに住んでもらいその過疎地域の経済振興をしてもらう大胆な政策を考えています。どの過疎地を選びそれぞれ何人まで難民を受け入れるかは各自治体と協議して決めればよいでしょう。現在日本は先進国の中で恐らく最も難民受け入れに消極的な全く誇れない国の一つのはずです。それぞれの地域に同じ国の出身者が集まるようにすれば難民の皆さんも心強く暮らしやすいことでしょう。今般のアフガニスタンのタリバン支配に伴い海外に脱出したかった日本の大使館やJAICA、日本のNGOなどで働いていたアフガン人が隣国パキスタンなどに脱出できなかったのは大使館員が真っ先に逃げてしまったことが最大の理由ですが日本政府のアフガン人の国外脱出幇助がそのまま日本への難民受け入れにつながることへの懸念があったと報じられています。2026年以降は難民は認定後一定期間(例えば10年間)は一時的な移動を除いて原則移動禁止ですが一定期間の地元経済への貢献度や素行を審査のうえ合格すれば永住ビザを取得して日本に永住の道も、あるいは母国の政情の落ち着きと当人の意思で母国に帰国することもできます。日本は積極的平和外交としてジャイロによる海外の人命救助活動への貢献とともに世界のあちこちで生命の危険に晒されている難民を多数受け入れる寛容な平和国として文字通り積極的平和外交の実を内外に示すことができます。同時に日本の過疎化や労働力の慢性的不足の流れをくい止める一助になるかもしれません。

明日は2026年以降ジャイロ50万人の全国配置がもたらす新しい日本の姿をお見せしたいと思います。

2021年8月30日 記

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