自民党のトンデモ許せない本質がかいま見えた最近の動き 自衛隊、米軍駐留を容認する抑止力必要論者たちの“あぁ無情!!”

みなさん見ていてください。今は“私こそが国民の生命と暮らしを第一に考える改革者”と口先で政策を並べている自民党総裁選挙の候補者たちもいずれ時がくればみな靖国神社参拝を何らかの形で行うはずです。“日本の今日の平和を築くために命を捧げられた方々に尊崇の気持ちを表すため”と決まり文句を並べて。

自民党長崎県連は9月18日次期総選挙長崎4区選出の北村誠吾前地方創生担当大臣の非公認を発表しました。山口3区の河村健夫元内閣官房長官の選挙区には参議院から林芳正氏が鞍替え立候補して自民党は分裂選挙になりそうです。河村・北村両氏はともに空襲被害救済の議員立法成立を願う超党派議員連盟(空襲議連)の会長と有力議員です。残念ながら被害者の希望はまたも無視されて先の通常国会での法案提出は見送られました。これまで保守政権は血税で元軍人・軍属らには巨額の補償や援護をする一方で民間人に対する補償、援護は拒否してきました。このピースアゴラに載っているユーチューブの動画を是非ご覧ください。北村誠吾議員を公認しない理由は大臣時代の不安定な国会答弁だそうです。しかしどうしてどうして動画で彼はハッキリと“戦後補償として国は民間人被害者への補償をすべきだ”と安定した発言を行っております(鈴木宗男議員(維新)の発言も同様)。自民党の河村・北村両議員の活動がこれまでの自公政府見解(戦後補償は2005年に完了した、(実は完了していないが))に反する行動と見做されそれも理由の一部となって今回の一連の措置に繋がったというのであれば言語同断です。HPの北村議員のユーチューブの添え書きにも書いた通り自民党にも良識ある議員はいると安堵した私ですが、今回の自民党県連等地方の自民党支部の動きはこれこそが全国の自民党の本音であり国民の戦争被害を無視・軽視する実態かと”やっぱりなぁ”と思い直しました。自民党員として党議拘束の規律があるため、もともと良心・良識を持っている真っ当な自民党議員も国会等では本人がまともであればあるほど自分の良心に逆らった発言をせざるをえないため表現が不安定になるのかも知れません。ちなみにアメリカの共和党と民主党はいずれも党議拘束はありません。民主党員でも共和党の政策に賛成できますし、民主党員でも民主党の法案に反対できます。自民党はこれまで選挙にめっぽう強く資金力も豊富なため公認狙いの立候補者には事欠かきませんが本質的体質は国民の生命・財産の保護に無責任な政党です。日本の独立を守るため戦争も辞さないとして国防軍を持つことを最終目標とする憲法第9条の改悪を試みていますが、戦争の後には必ず来る戦後処理において国民の大半を占める民間人被害者にはそっぽを向く政党であることをこの事例から読み取って今度の総選挙では自民党・公明党候補者への投票は絶対にやめましょう。

「国家の独立と領土・領海・領空、国民の生命財産を守る」といいますが実際守りたいのは男系天皇と皇室、国家の統治機構そして男尊女卑の家族主義など戦前レジームの数々です。そして廃除したいのは共産主義と共産党でしょうか。今はそのどちらも冷戦構造時代とは違って当時ほど教条主義的ではないので廃除行為はかつてほど露骨ではないですが自公政権の本音は変っていません。そして戦争遂行のために一般市民の財産・命を供出させ犠牲にさせながら負けたら最後、戦争責任はおろか軍人・軍族以外への補償責任を未だに認めない政党です。ちなみに靖国神社には民間人は勿論、明治維新の元勲西郷隆盛も西南戦争で明治天皇政府に逆らったため合祀されていません。明るい皆さんの未来のため、戦前レジーム願望の自民党候補とひたすらそんな自民党に付き従う「下駄の雪」公明党候補には絶対投票しないようにしましょう。

2021年9月20日 総選挙を前にしてつい老婆心ならぬ老爺心を抑えきれずに 記

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