本日の担当は元東芝原発技術者の小倉志郎さんです

―以下小倉さんの寄稿文の引用―

 世界一強大な米軍が、ベトナム戦争、イラク戦争、アフガニスタン戦争と、ゲリラ戦に負け続けている。日本の自衛隊がゲリラ戦に勝てるわけがない。旧ソ連ですらアフガニスタンからゲリラ戦で追い出された。古い話だが、ナポレオン軍がスペインに攻め込んだ時に補給路をゲリラに攻撃されて敗退している。ゲリラとは兵士としての軍服を身に付けずに一般市民と見分けのつかない戦闘員のことで、ナポレオン軍に対する闘いの時にその名前ができたと聞いた。アメリカなどはゲリラを「テロリスト」と呼んでいるが実質は同じだ。

 日本の場合はどうなるか。ゲリラは服装では一般市民と見分けがつかない。その上、ゲリラが中国人や朝鮮人だったら、人相でも日本人と見分けがつかない。だから、ゲリラは日本のどこにでも出没できる。生活に必須の電気、水道、ガスなどを供給する施設を攻撃することなど簡単だし、防ぐことは不可能だ。中でも海岸線に50基以上も並べた原子力発電所(原発)は日本の最弱点である。それらの原発にはそれぞれ壊されたら重大事故につながるアキレス腱のような弱点が無数にあるのだ。このような原発を自衛隊だろうが、米軍だろうが、ゲリラの攻撃から守ることは不可能だ。ゆえに「自衛隊も米軍も、日本にはいらない!」は誰にとっても自明だ。

2021年12月14日 記 小倉志郎

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