本日は元東芝原発技術者小倉志郎さんの今年最初の寄稿です
―以下小倉さんの寄稿文引用―
私が「原発を並べて自衛戦争はできない」という小論を季刊誌「リプレーザ」No.3(2007年夏号)に投稿してから14年半になる。その記事を抜刷り小冊子にして、今までに少しずつ増刷して累計で5万部余りになった。その内容の重要性を理解された前坂俊之さん(静岡県立大学名誉教授)がご自分のブログ「地球座」に掲載してくれた。私自身も各地の色々なグループに呼ばれて、その内容を人々にお話ししてきた。日本の多くの人々がこの小論を読んでくれていると思うが、今までにまともな反論が私の目に触れたことがないし、耳に聞こえて来たこともない。脱原発運動や護憲運動をしている仲間からは賛同の声がほとんどである。しかし、私の主張「日本は戦争ができない国」が日本人の常識になるにはほど遠いというのは実感だ。なぜなら、「戦争は嫌だが、外国から攻められた時に自衛のために自衛隊があった方や良い」とか「専守防衛のためなら自衛隊があってもいいじゃん」などと言う人が護憲派の中に大勢いるし、何よりも日本の軍備を増強し、戦争ができるための準備を進めている政権・与党が選挙の度に勝っているからだ。5年以内に米軍に母国に帰ってもらい、自衛隊を災害救助即応隊に改編することを目標に立ち上げた私たちのプロジェクトに残された時間はあと4年。ぜひ、今年は「日本は戦争ができない国」を常識にしたい。
2022年1月2日 記 小倉志郎
なお小倉さんの上記小論はこのHP(ホームぺージ)にも掲載されています。
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>平和への旅~コスタリカ通信~ をクリック(パソコン)またはタップ(スマホ)して
掲載されているいくつかあるコスタリカ関係の記事のページを下げていくと
2007年7月1日付の「原発並べて自衛戦争は出来ない」が読めますので是非お読みください(註:HP管理者)
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