私たちの国が米国の植民地状態にあることは、日本の領土内での米軍の勝手気ままな行動、多くの米軍基地の存在、その基地をベースとした米国人の出入国、米兵による犯罪への日本の警察権の制限などで明らかだ。日本がこのような状態から脱して、本当の独立国になるには、日本が本当の「国力」を持たねばならない。それは日本が経済大国や軍事大国になることではない。

 本当の「国力」を持つとは、国民一人ひとりが自国の状態や世界各国との関係について良く知り、自分や家族や子々孫々の幸せのために、自分がどうすれば良いかの判断力を持つことだ。そのような国民が様々な知恵を出し合い、協力することで初めて日本の「国力」が発揮できる。

 今の日本はどうか。自民・公明連立政権が続いているが、この政権は、国民に対してウソをつき、真実を隠し、国民の判断力を奪い続けている。これでは日本の「国力」が弱まるばかりだ。このような自民・公明連立政権に日本の舵取りを任せていては、米国の植民地状態から解放されることはなく、自衛隊は米軍の手先として利用され、米国が起こす戦争に日本が巻き込まれることを防ぐことはできない。事実、イラク戦争やアフガニスタン戦争では米軍に協力したために、現地の人々から日本人が憎まれ始めている。早くより良い政権に交代させねばならない。

2022年1月12日 記 小倉志郎

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