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本日は元原発技術者の小倉志郎さんが書きました

―以下小倉さんの投稿の引用ですー

 イラク戦争の時、海上の米海軍の艦船から発射された巡航ミサイルがイラクの首都バクダッドへ飛んだ。どこが戦場でどこが非戦闘区域か区別がなくなった。日本の首相は「自衛隊の行く所が非戦闘区域だ」と国会で、国民を馬鹿にし切った答弁した。

 日本が戦争に巻き込まれたら、始まった瞬間から東京をはじめ日本の全ての地域が戦場になると考えねばならない。国家のすべての活動を支える電力供給を止めるために、敵は真っ先に発電所を攻撃する。これは過去の戦争の実績である。20世紀前半と異なり、今は日常生活のほとんどが電気製品の利用や水道・ガス・下水道などのインフラストラクチャーは電力が止まれば使えなくなる。

 今日(2022年1月17日)の東京新聞の社説「水洗トイレは使えない/阪神大震災から27年」に震災で避難した人々が一番困ったことはトイレが使えなくなったことだと指摘している。そしてその問題が今でも未解決であることも。

 スマホで戦争ゲームを楽しむのは良いが、日本が戦争に巻き込まれたら自分がトイレに行けなくなることくらい想像しながら楽しむがよい。

2022年1月19日 記 小倉志郎

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