本日の担当は元東芝原発技術者の小倉志郎さんです

―以下小倉さんの投稿記事の引用―

 ミサイルの命中率は軍事機密だから当然公表はされていない。以前、中東で米軍が巡航ミサイルを誤発射したとされた事件が起きた時に漏れ聞いた情報では、どうやら固定した攻撃目標に対するミサイルの命中率は50%程度だと。即ち、一発のミサイルでは目標を確実に破壊できない。複数のミサイルを発射すれば、破壊の確率は高くなるがそれでも命中しない確率はゼロにはならない。

 では、目標が飛んで来るミサイルだとしたら、どうなるか?ある機会にミサイルの制御システムの設計者に質問したことがある。命中率の具体的数値は言わなかったが固定した目標に対する命中率より桁違いに低いことだけは確かだと。

 すなわち、飛んで来るミサイル一発を撃墜するためにはとてつもなく多数の迎撃ミサイルを発射しなければならない。ミサイル攻撃を確実に防げる方法など無いと言って良い。そんな効果が不確実なおもちゃのような兵器に莫大な税金が使われている。税金をドブに捨てているようなものだ。こんな無駄を防ぐ方法は簡単だ。ミサイルなど発射し合わなくてもよい友好関係をつくりさえすれば良い。同じ地球人同士でそれができないわけがない。

2022年1月22日 記 小倉志郎

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