本日の担当は元東芝原発技術者の小倉志郎さんです

―以下小倉さんの投稿記事の引用―

 前々回の参議院選挙の結果、改憲派議員の数が参議院の議席の3分の2を超えたのにショックを受けて、私は毎日一人デモを始めた。手書きのプラカードを胸やカバンに吊るして街路を歩いたり、電車に乗ったりして、見知らぬ人々にメッセージを見てもらった。見た人が一瞬でメッセージを読み取れるように、少ない文字数、大きな文字、わかり易い言い回し、などいろいろと工夫を重ねて足掛け6年続けてきた。その結果、お金がなくて、新聞広告もテレビ広告も出せない私のような個人ができる不特定多数の国民への「意思表明」の方法として一人デモは優れた方法であるという実感を得ることができた。同じ目標で運動をしている仲間に紹介して既に何人かは同じような一人デモを始めてくれたが、まだまだその数は微々たるものだ。良い方法であると認めてくれているにもかかわらず、実行に踏み切らない人の共通した理由は「恥ずかしくて今はできない」と言うものだ。極端な言い方は「一人デモは、公衆の面前で素っ裸になるのと同じだから、普通の人には無理だ」と。しかし、始めて見れば、恥ずかしいのは最初の3日くらいだ。後はむしろ、自分の行動に充実感を感じること間違いなしだ。自分が恥をかくことで戦争を防げるなら多いに恥をかこう。

2022年1月27日 記 小倉志郎

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