批判コメント:日本の軍事費がウナギのぼりと言っているが中国はGDPに関係なく軍事費を膨張させているのに対して日本は防衛予算をGDPの1%内に押さえ込んでいる。政府の公式文書にあたって中国の軍事費との数字の比較などのリサーチをしてから批判すべきである。

批判に対する回答:   軍事データを読むときに一番必要なのはデータの背景を知ることです。日本は軍事費をGDPの1%以内に抑えているという時には日本の経済規模を考えることを忘れてはいけません。かつて日本のGDPはEU15か国のGDP総合計にほぼ等しい巨大規模でした。軍事費が領土と国民を守るための費用であるとすれば国土の大きさと人口の大きさを考慮に入れる必要があります。8月16日の私の投稿記事を是非読んでいただきたいものです。かつてニュージーランドを訪れた際に同国の軍隊がわずか1万人弱と聞いて自衛隊の25分の1ではないかと感心してしまいましたが、よく考えたらニュージーランド人口は日本の25分の1でした。

本書に批判的な読者諸氏の意見はこの3日間にわたる私の回答で分かる通り一見正しく常識であるかのように見えて実は日本の平和と逆行する間違った認識に基づいた意見です。ピースアゴラを訪れた若い世代の皆さん、有権者の皆様には世界唯一の平和憲法を持つ日本が果たすべき役割を良く考え今年7月の参議院選挙で改憲勢力の自民党、公明党そして日本維新の会(実は自民党大阪派)候補を落選させましょう。ほとんどの野党も日米同盟に対して全く自民党同様のことを言っていますが改憲阻止の為今回は目をつぶるしかありません。来年にも見込まれる総選挙までには我々が厳しく野党の日米安保に対する姿勢を軌道修正させます。

2022年1月26日 記

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