先日馬毛島FCLP基地建設を地元自治体を置き去りにして決めたと発表したのは日米の2+2の後でした2とは防衛と外務担当閣僚の2です。日本側は岸防衛相(安倍晋太郎元外相の3男)と林外相(林義蔵元蔵相の長男)で共に山口県(旧長州藩)選出世襲議員、今もなお藩閥政治が続いているのか?米国の国防総省が防衛担当部門の代表であるのは当然として軍隊を保持しない(はず)日本(防衛省)が1945年まで戦争省と呼ばれていた国防総省と肩を並べて会議に臨むとは戦争放棄を宣言した憲法9条無視もいいところ!もっとも2プラス2は岸信介首相の昔に始まり民主党政権時代も継続されていました。今や与野党を超えてアメリカ軍事親分の子分に成り下がった日本政界です。自公政府は沖縄の嘉手納基地の轟音、危険な普天間基地を放置し沖縄県民を失望させたまま本土復帰50周年を迎えます。中国では日本企業数万社が拠点を展開してビジネスをしているというのにアメリカの言うがまま中国敵視政策に加担する中で国交回復50周年を迎えます。こんな自民党中心のアメリカ植民地政治に日本の明るい未来は期待できません。

16日の衆院予算委員会で敵基地攻撃能力保有を巡り立民の長妻昭氏の質問に答え岸防衛相は「相手国領空で爆撃をすることも場合によって排除しない」と明言しました。東京新聞朝刊連載小説、木内昇作「かたばみ」に描かれている悲劇が日常だった時代をまったく知らない戦後っ子の岸、林大臣が敵から見たら敵基地となるFCLP基地をかって軍事基地などなかった馬毛島に建設したり中国や北朝鮮にある基地攻撃の可能性まで公言するとは聞くに堪えない。

戦争誘発の危険に想像力も働かない政府・閣僚に日本の安保外交政策をまかせてはいけない。こんな自民党に尾を振る改憲勢力の公明・維新・国民も断罪すべきです。

戦争の悲惨は各方面で無数に語られているが日本の真の平和を実現する具体策について語る論調は皆無に等しい。

「憲法9条を護ろう」や「憲法の精神を生かした政治の実現」だけを唱えてもそれを綱領とする政党を作っても9条改憲を阻止できないばかりか軍拡政治にストップをかけることは絶対にできない!なぜなら彼らは今の9条の枠内と称してやりたい放題やり私達は結果としてそれを許してきたのだから

日本の恒久平和は私たちピースアゴラが展開する日本の軍備全廃運動によってのみ実現する

2022年2月18日 記

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