本日の担当は元東芝原発技術者の小倉志郎さんです

―以下小倉さんの投稿記事の引用―

 ある国が他の国を軍事力で攻める場合、攻めることが正当であることを世界に訴える大義名分が必須である。世界一強大な軍事力を持つアメリカでさえ、どんな弱小国を攻める場合でも大義名分が無ければ攻めることはできない。アメリカがイラクを攻撃する時は「イラクが大量破壊兵器を保持している(←後でウソだったことがバレた)」ことを、またアフガニスタンを攻撃する時は「9・11同時多発テロ事件の首謀者ビン・ラディンを匿っている」ことをそれぞれ大義名分にした。すなわち、自衛のために軍隊を持たなくても他国に日本を攻めるための大義名分を持たせなければ攻められることはない。逆に、軍隊を持つことが他国から攻められない保証にはならないし、戦争に巻き込まれる原因にもなりかねない。

 日本を攻めるための大義名分を持たせない方法はいくつもある。例えば、人や物や文化の交流で友好関係を築くことなら様々な分野で既に行われている。それを今まで以上盛んにすればよい。日本が憲法9条に書かれている通り非武装国家になれば、さらに日本を攻める大義名分を立てにくくなる。このような方法は軍隊を持ちそれを常に増強し続けることより、はるかにお金もかからない。これは机上の空論ではない。中米のコスタリカ共和国が70年以上も実行して、その効果も実証済の方法だ。

2022年2月17日 記 小倉志郎

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