昭和30年頃(1955年体制発足当時)護憲運動の最大テーマは「再軍備反対」でした。しかし今ではこの標語はすっかり影を潜めてしまいました。それもその筈、既に日本は立派な軍備である自衛隊を持ち再軍備は完成しています。代わって現在の護憲平和運動テーマはその軍備を動かさないために歯止めとして「憲法9条を死守しよう」に変化しています。その憲法も右翼安倍晋三氏率いる自公政府の拡大解釈で今やわざわざ憲法を変えなくても軍備を動かせるところまで来ています。こうなった陰には共犯の創価学会・公明党の加担責任も大きいが私たち国民の責任も大きい。今や護憲運動は政府・防衛省の進める軍拡政策に個別に反対する条件闘争に成り下がっています。
こんな条件闘争で平和愛好市民の願いが叶うわけがない。
私たちは真の平和を願うなら「昭和の再軍備反対運動」に代わって”ルネッサンス”すなわち現存する軍備を完全に撤廃する「令和の軍備全廃運動」を起こさなければなりません。
軍備全廃運動をすべての護憲平和運動の統一目標に定め運動の方向とエネルギー(ベクトル)を一つに合わせない限り自民党中心の政府の暴走は限りなく続きます。平和な日本を実現させる運動のベクトルさえ合えば進め方はどのようでも構いません。
(To be continued)
2022年2月9日 記
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