本日の担当は元東芝原発技術者の小倉志郎さんです。

―以下小倉さんの寄稿文の引用ー

メーリングリストで良く見るデモの報告に「〇〇人参加して成功した」というメールがある。「〇〇」は「10」の場合も「1000」の場合もある。しかし、参加人数が多ければ成功と言って良いか?そうではないだろう。デモの目的は私たち同志のメッセージをできるかぎり多くの国民に伝え、同志を増やすことだ。

だとすれば、1箇所に「10人」あるいは「1000人」が集まってデモをするより、一人ずつ「10カ所」あるいは「1000か所」でデモをした方が伝える相手が「10倍」あるいは「1000倍」になることは明らかだ。デモのやり方をほんのちょっと工夫するだけで、宣伝の効果が何倍にもなる。

「それはそうだが、一人でやるのは恥ずかしい」と言う人が今はほとんどだ。そんなことを言っていて、次の参議院選挙で改憲派が3分の2を超え、憲法が改悪されて、正規軍ができてしまったらもう取返しが付かない。そんな状態になった後で子どもや孫から「その頃の大人たちはなぜもっと反対しなかったの?」と問われて「恥ずかしかったから」とは答えられないだろう。まだ一度も「一人デモ」をやったことのない人にはぜひトライしてもらいたい。「案ずるより産むが易し」ということがわかるはずだ。

20222年2月8日 記 小倉志郎

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