24日ロシア軍のウクライナへの侵攻が始まった。今回の侵攻に至った経緯を考えて日本が二の舞を踏まないためにはどうすべきか考える。

1)ウクライナはロシア、ポーランド、ベルラ―シ、スロバキア、モルドバ、ルーマニア、ハンガリーの7か国と国境を陸地で接している。戦車で国境を越え侵攻することが容易であり事実ロシア軍は戦車部隊を侵入させて地上戦を始めた。

日本は:幸いなことに島国であり陸続きの隣国はなくこの心配は無用だ―

2)ウクライナは軍隊保有国のためロシアはウクライナの軍事基地への攻撃を真っ先に開始しキエフなど主要空軍基地を標的にウクライナの制空権を奪うことから始めた。

日本は:世界有数の軍事組織自衛隊を持ち在日米軍基地、自衛隊基地が存在するのでこれらの基地は真っ先に空爆される―

3)軍事基地に次いで爆撃されたのは火力発電所だ。チェルノブイリ原発は制圧されたが他の15基あるという原発についての情報はない。

日本は:沿岸を埋め尽くす原発が狙われたらお終いだ。攻撃のあるなしにかかわらず全原子力発電所の廃炉をせねば日本はいずれ人の住めない国になる―

4)ウクライナのゼレンスキー政権が西側諸国寄りに傾きアメリカ主導のNATO北大西洋条約機構に加盟するかもしれないという疑心暗鬼が大ロシア復権を狙うプーチンには許せずこれを阻止するための侵攻である。ウクライナが中立国家として西にも東にもつかないと旗幟鮮明にしていたらロシアは侵攻しなかったかもしれない。

日本は:日米安保条約のもとアメリカの明らかな軍事同盟国としてロシアを始めアジア諸国にすでに大きな脅威を与えている。このことは北方領土回復交渉で返還後の2島に米軍がミサイル基地を建設するとの疑心暗鬼をロシアに持たれ交渉が進捗しなかったことで露わになった。日本が日米安保条約を破棄し完全中立を宣言すればロシアの態度も違ったかもしれない―

以上の例示からも日本がどの国とも軍事同盟を結ばず非武装中立を宣言し完全に実行すればどこの国にも要らぬ疑心暗鬼を与えず、攻め込ませる口実も与えないことは明らかだ。

現下のロシアのウクライナ侵攻をどうやって解決に導くか、は次回に

2022年2月26日 86年前の大雪の2.26事件を思い起こしつつ 記

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札幌はじめ多くの地域が豪雪被害に悩まされているのをよそに戦争の予行演習に明け暮れる献身的な自衛隊員を真に国民の為に働く災害救助即応隊に衣替えすべきとの意を込めて今回

「防衛より防災、機能的な除雪を可能に!」を書き足しました。

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