ロシアのウクライナ侵攻で学ぶべきことは多い。今この時間にも多くの市民、女性や子供たち一般の人々の間で甚大な被害が出ているのに避難民の避難路の確保などと呑気なこと言っている場合か。ロシアに即時停戦を求め空爆、地上攻撃を即刻やめさせることが先決だ。岸田首相も生ぬるい。安倍氏は国会議員として毎月100万円も使途自由の交通滞在費をもらい続けている。そのお金で盟友と自慢していたプーチン大統領にすぐにも会いに行き即時停戦を迫るべきだ!トランプ大統領当選の際に誰よりも先にニューヨークに祝賀に飛んで行った抜群の行動力を生かせば簡単にできるだろう。

ところがこれが難しい。安倍、岸田、林、岸氏などいずれも口先だけで政治家になった世襲ボンボンだから無能なのはその通りだが、停戦交渉は実は誰がやっても難しい。停戦交渉は性質上戦闘が続いている中でお互いに停戦のための条件をぶつけあい折り合わなければならない。

戦争を始めた側からすれば理由があって(クラウゼヴィッツの言う「戦争は政治の延長」)始めた戦争なのだから開戦の目的を放棄することになるような条件で折り合うわけがない。ロシアが簡単に停戦に応じないのはそのためだ。講和条約交渉は形勢の有利・不利を含めある程度勝敗がハッキリし戦闘状態が終わった中で行われるので停戦よりは多少楽だがそれでも講和の条件を巡って大いにもめる。

始めたら最後、簡単には終われないのが戦争だから絶対に始めてはならない。挑発に乗ってはならない戦争の実態も知らず威勢のいい言葉ばかり言う若者や元自衛隊員がいてその一部はウクライナ義勇軍に志願しているらしいが、本物の戦争、戦場は訓練とは大違いの修羅場だ。在日米軍の多くは海兵隊など殴り込み専門部隊だが日本の自衛隊もウクライナの様な状態に置かれたらロシア軍、アメリカ軍と何ら変わらない残虐性丸出しの戦闘集団と化すことを知るべきだ。戦地の最前線で死と直面するのはいつも貧しい前途洋々の若者であり偉そうに上から愛国心などを垂れる政治家や権力者は戦場には絶対に行かない

2022年3月5日 記

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