本日の担当は元東芝原発技術者の小倉志郎さんです

―以下小倉さんの投稿文の引用―

 軍事力で世界第2位のロシアの軍隊がウクライナに侵攻してロシアとウクライナの間で戦争状態となり6日目になる。2月28日には停戦のための両国間の交渉が行われたが、どのような決着がつくかは不明だ。世界中でロシアに対する批判の声が沸き上がっているが、この戦争の原因については、ロシア悪者説、ウクライナ悪者説、NATO悪者説など、もっともらしい諸説がメディアを通じて流されていて、どれがほんとうかよくわからない。わかっているのはこの戦争で「最初に手を出した」のがロシアだということである。

 もし、ロシアの軍事力が世界第2位ではなく軍事力弱小の国だったら、こんな無謀なことはしなかっただろう。アメリカも自国が攻撃されていないのに、イラクやアフガニスタンという軍事力弱小の国に対して武力攻撃を続けたのは自国の軍事力が世界一だったからだ。強力な軍事力を持てば、面倒な外交交渉に時間を費やすよりも、武力を使って短時間に決着をつけたくなることは歴史が示している。

 ひるがえってわが日本の場合はどうだろう。自衛隊という軍事力を増強して行けば、その力をいつか使いたくなる時が必ずやってくると私は確信する。その時は日本が戦争に巻き込まれる時であり、日本が滅びる時だ。やはり、日本は非武装で中立を選択することが一番安全だ。

2022年3月2日 記 小倉志郎

\この記事が気に入ったらぜひSNSでシェアしてください!いいねボタンも押して頂けるとうれしいです!/