本日の担当は元東芝原発技術者の小倉志郎さんです

―以下小倉さんの投稿記事の引用―

 1972年2月、長野県軽井沢町のあさま山荘に籠った「連合赤軍」の若者たちと警官隊の間で銃撃戦が行われ、全国に向けてテレビ中継された。新人サラリーマンだった私は職場のテレビで驚きながら観た。それから今年で50年の時が流れたが、この事件によって「左翼は過激派だ」というイメージが国民に植え付けられ、いまだに払拭されていない。

 私たちのピースアゴラプロジェクトは世の中の経済システムが資本主義だろうが、社会主義だろうが、その違いにはこだわらない。それ以前に生物として安心して子どもを産み育てることができる国土の環境を守ろうとするものだ。よって、右翼でも左翼でもない。時代とともに破壊力が増した武器・兵器を使い、原発を沢山並べた日本において戦争が起きたら、国家が滅び、さらには人類が滅亡する可能性すら現実化したのだ。そういう現状を認識すれば、どんな立派な理由があろうとも戦争はしてはいけないことがわかる。ではどうすれば良いか。なんのことはない。1946年11月3日に公布、1947年5月3日に施行された現在の日本国憲法第9条の文言をそのまま実践すれば良いだけの話。つまり、私たちのやろうとしていることは非常に保守的なのだ。

 一方、今の自民・公明など政府与党がやろうとしているのは憲法第9条を改変して、正規軍を持ち、実際に戦争ができる日本にしようとしている。これこそ「過激派」と呼ぶにふさわしい。

2022年3月11日 記 小倉志郎

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