本日の担当は元東芝原発技術者の小倉志郎さんです

―以下小倉さんの投稿記事の引用―

 ロシア軍がウクライナに侵攻し、原発を攻撃したというニュースが流れたのを機に日本のマスメディアやインターネット上に流れる情報の中に「日本の原発は大丈夫か?」という文言が溢れだした。当然国会でも取り上げられ、2022年03月09日衆議院の経済産業委員会での山崎誠議員(立憲民主)の質問に原子力規制委員会の更田豊志委員長が次のように答えた。

https://www.youtube.com/watch?v=qo-3qs2Vkjw

「二国間の紛争による武力攻撃には対処できない。」と。換言すれば原発を安全に保つためには戦争をしてはならないということだ。これまで北朝鮮がミサイル実験をする度に、その脅威を国民に対してさんざん煽っておきながら、原発を守ることはできないと言うのだ。事実、2011年3月のフクシマ原発事故の際も、放射線被ばくを避けるために、自衛隊員も、米軍の原子力空母ロナルド・レーガンも逃げるしかなかった。

 更田氏は原発の安全確保のためにもっとも重要な政府機関である原子力規制委員会の委員長だから、彼の言うことは政府が「原発を並べて戦争はできない」と認めたに等しい。すなわち、戦争のための道具である軍備は何の役にも立たない。ならばどうするか?花岡しげる著「自衛隊も米軍も、日本にはいらない!」(花伝社)には、無駄な軍備を無くして、国民の生活のために本当に役に立つ政治改革をするにはどうすれば良いかの具体的な方法がわかり易く書いてある。

2022年3月19日 記 小倉志郎

\この記事が気に入ったらぜひSNSでシェアしてください!いいねボタンも押して頂けるとうれしいです!/